新サービス「Door」や「Gate」のほか、LoRaWAN事例も披露
いよいよグローバル展開!「世界のSORACOM」へ向かう道
新たにネットワークパートナー新設!アンバサダー制度も発表
基調講演の終盤、玉川氏がトピックとして挙げたのは、パートナープログラムである「SORACOM Partner Space(SPS)」だ。従来はデバイス、ソリューション、インテグレーションのパートナーカテゴリが存在していたが、今回新たにネットワークパートナーを新設し、Coltテクノロジージャパン、ブロードバンドタワー、エクイニクス・ジャパンがパートナーに加わったことが発表された。
また、SPS全体としては、デバイスパートナーとしてゼネテック、日立産機システム、ピクセラ、富士通コネクテッド・テクノロジー、プラスワン・マーケティングの6社、ソリューションパートナーとしてインフォコーパス、アロバ、コムデザイン、セカンドファクトリー、フレクトの5社、インテグレーションパートナーとしてレキサスの計13社の認定済みパートナーが追加された。
ここでは日立製作所 IT統括本部 統括本部長の中島透氏が登壇した。同社が展開するIoTプラットフォーム「Lumada」でデータを収集するつなぐコンポーネントとしてSORACOMが重要になると説明。インテグレーションパートナーとして日立の製品・サービスを適材適所で組み合わせると共に、新たに日立産機システムのLTE端末がSORACOM認定デバイスになったことをアピールした。
基調講演の最後まで手を緩めない玉川氏は、ラズパイ×ソラコムで作る植物観察キットの販売やSORACOM User Groupについて触れるとともに、最後にIoTアンバサダー制度を発表。5人の知見者にソラコムの顧問に着任してもらい、IoTの啓発活動やディスカッションを展開するという。「深い業界の知見、ソラコムやクラウドなど最先端の技術への目利きができる方を顧問にお招きし、複数の業界を盛り上げていきたい」(玉川氏)。
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グローバル展開や新サービス、蓄積したユーザー事例、パートナーシップの拡大など幅広いトピックをゲストと共に紹介していく流れで1時間半を駆け抜けた玉川氏。単にSORACOMを使っているというだけではなく、具体的なサービス名や使い方まで言及された事例も多く、SORACOMの使い方がより深化してきた印象を受けた。また、1月のイベント時にはなかったLoRaWANのような新しい取り組みも新鮮。さらに、デルやF5ネットワークス、Coltテクノロジー、エクイニクスなどグローバルベンダーが次々とソラコムとの提携・協業を発表したのも見逃せないポイントだ。
今まで「日本で多くのIoTが生まれてほしい」だった玉川氏のまとめのメッセージは、今回「世界で」に変わっていた。日本初のグローバルプラットフォームプレイヤーとしての期待が、いよいよ確信に変わる瞬間を見たような気がした。
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