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Xbox One、One Sとの互換性も

VRや4K対応新型Xbox「Project Scorpio」2017年発売予定

2016年06月14日 06時00分更新

文● ちゅーやん

 どうも。ゲーム担当の人 ちゅーやんです。
 日本時間6月14日午前1時30分より、アメリカで開催中の「E3 2016」においてMicrosoftによる「Xbox E3 2016 Briefing」が行なわれました。

4KやVRへの対応はハードとして最低条件に?

 Xbox E3 2016 Briefing開始直後に発表されたのは、現行の「Xbox One」から40%もサイズダウンした「Xbox One S」。

 大方の予想どおりと言いますか、ウワサどおりでした。名前のとおり、現行機と同世代のハード。発売は8月を予定しており、価格は299ドル。4Kビデオやハイダイナミックレンジに対応する模様。2TBのHDDを搭載しており、縦置きも可能に。見た目は若干PlayStationシリーズっぽい……。

 本ブリーフィングでは、さまざまな新作ソフトの紹介がありました。が、それ以上に期待を裏切らなかったMicrosoft。

 2017年ホリデーシーズン(年末商戦)に向けて完全新型Xboxである「Project Scorpio(プロジェクト スコルピオ)」を発表。

 Xbox Oneシリーズとのソフトや周辺機器などの互換性があるだけでなく、4KやVRに対応するとのこと。完全に次世代機となるのか、それともOneシリーズの上位互換機としての立ち位置なのかは不明。どちらにせよ現時点で公式に発表されているハードではトップレベルの性能でしょう。

タイトルよりも「Xbox Live」に目が留まる

 発表された新作タイトルとしては、格闘ゲーム好きの筆者は「鉄拳7」は見逃せません。すでに家庭用ゲーム機での開発も発表済みでしたが、Xbox Oneでの発売も発表。2017年のなるべく早いタイミングで発売したいとのこと。

 しかし、これ以上に「おお!」と思ったのが「Xbox Live」。言ってしまえば、Xbox上のコミュニケーションプラットフォーム。好きな仲間とコミュニティーを形成したり、対戦したり、大会を開けるそう。

 特徴として、Xbox上だけでなく、Windows PCやiOS、Androidでも利用可能なところ。iOSでもXbox! なんか違和感があるけど、かなり興味深い。

 この特徴をいかんなく発揮するのが「マインクラフト」。ブリーフィングでは、Xbox Liveを利用して、iPadとSurface、さらにはGear VRで同時にプレーしていました。もちろん、Windows PCともプレー可能なようです。

日本人クリエイターのタイトルにはそれでも期待する

 と、ここまでハードやシステム面への評価が高まってしまいましたが、ゲームタイトルも期待作ばかり。

 かなりの数が発表されたのですが、中でも気になったのは日本人クリエイターによるゲームタイトル。

 先に紹介した鉄拳7だけでなく、稲船敬二氏が手掛ける「ReCore」(9月13日海外発売)、プラチナゲームス 神谷英樹氏の「スケイルバウンド」などにも注目しております。もちろん、9月30日に発売する「FINAL FANTASY XV」もね。

 正直、このブリーフィングを見るまでは「VR対応の新ハード発表したらすごいよなー」程度でしたが、本当に発表するとは思ってもいませんでした。ゲーム業界がまた盛り上がること間違いなし。

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