2015年から2016年の最新メモリー事情
Haswell-E対応チップセット「Intel X99 Express」搭載マザーボードの発売により登場したDDR4メモリー。価格の高さからハイエンドプラットフォーム向けという印象が強かったが、Skylake世代のマザーボードがサポートしたことで、メインの対応メモリーへとハードルが下がった。
メーカー各社も主力製品をDDR4メモリーにシフトしたおかげで、ラインナップも飛躍的に増加。価格も今やDDR3と同等かそれ以下になろうかという勢いだ。
暴落ともいえる下がり方をしたDDR4メモリー。2016年4月には、16GBモジュールが驚異の税込8000円割れに突入。もはやメインメモリーの容量が32GBや64GBといったPCも珍しくない時代となりつつある
注目のDDR4メモリーをピックアップ
M.2 SSDの導入とDDR4メモリーの搭載は必須の自作PC
言うまでもなくメインストレージのポジションは完全にSSDとなった。OSをインストールするデバイスにHDDを選択する理由は、なにか特別な事情でもない限り、ほぼあり得ないといえる。
さらにSkylake世代のマザーボードが登場するに至り、メインのCドライブにはM.2 SSDをチョイス。そのほかストレージデバイスには価格の下がった2.5インチSSDを搭載するのが最新のトレンドと言えるだろう。もはや「HDDとはおさらば」というPCも十分構築可能だ。
一方のメモリーは、DDR4の値下がりに尽きる。長らくメインのメモリーとして販売されてきたDDR3だが、ここにきて立場は逆転。今やメモリー市場は完全にDDR4を中心に動いている。
最新プラットフォームには欠かせない存在のパーツとして、今後しばらくはDDR4がメインメモリーとして君臨するものと思われる。相場やメーカーの状況により激しく上下するメモリー価格だが、今後もしばらくは安値安定となりそうだ。

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