13万円台と手頃な価格ながら、4コア8スレッドのCPUを搭載し、高性能な動作が期待できる「GALLERIA QSF965HE」。ゲーミングPCといってもゲーム専用機とするにはもったいないスペックの本機。そこで今回は、キーボード周りを中心に「GALLERIA QSF965HE」の操作感について解説。グラフィック性能についてもベンチマークなどを用いて検証してみる。
「GALLERIA QSF965HE」のキーボードは絶妙な押し下げ感
「GALLERIA QSF965HE」は15.6型のディスプレーが搭載されているため、テンキーを含めたフルキーボードとなっている。キーピッチもデスクトップPCのキーボードと同様のため、とてもタイピングしやすい印象だ。キーの押す感触は少し柔らかく感じた。しっかり押すという感じではなく、指に少し力を入れればいいという程度で、このあたりの感触は好みによると思われるが、タイピングは楽にできる。
キーボード右上部にはファンを強制的に駆動させるためのボタンがついている。通常は内部の温度やCPUへの負荷が高くなった際、自動的にファンが高回転になるが、ここぞという、マシン性能をフルに発揮したいときに自分の意志でファンを高回転にすることができる。
このボタンを押した場合、空気がかなり排気されていることが音でもわかる。扇風機ほどではないが、ずっと続くと気になる大きさだ。排気は本体背面の通気口から抜けるようになっている。
「GALLERIA QHF960HE」のキー配置は少し独自の部分がある。特に気になったのは、バックスペースキーとエンターキーの間にキーがあることだ。エンターキーはよく使われるキーのため、たいがい大きく作られているものだが、本機では横に長くなっており、その分、エンターキーの左にあるべき「 ] 」のキーがバックスペースキーとエンターキーの間に配置されている。また、右側のCtrlキーがないという、ノートPCによくあるキー配置が本機でも見られる。
ゲームプレイで左手で移動、右手で行動決定などをする場合、「W」「A」「S」「D」が利用される場合が多い。本機のキーボードではそれがわかりやすいように赤い線で囲まれてほかのキーと一目で区別できるように工夫されている。まあ、ゲーム中にキーを見ながら動かしているようではスムーズに動かせないので絶対に必要なわけではないがうれしい気配りだ。
タッチパッドは左右ボタンがなく、手前側を押すことでその操作ができるタイプ。触る感度については、かなり敏感に反応する。逆にタイピングしているときに触れてしまうことも多いので、少々気を遣う必要がある。
また、タッチパッドにスクロールのためのボタンや、ポインティングスティックがないため、タッチパッドだけで操作した場合、ウィンドウ内でのスクロールが少し不便であった。もちろん指2本でのスクロールなど、通常のタッチパッドでの操作にも対応している。