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担い手不足、人材確保が難しい日本の農業を自動化で救う

クボタが業界初、GPS搭載で自動操舵機能付き田植機

2016年04月28日 19時00分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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ファームパイロット EP8D-GS

 クボタは4月28日、業界初のGPSによる直進時自動操舵機能付き田植機、ラクエル「EP8D-GS」(8条植)を発表した。

 GPSを活用した農機で農業の高能率化や高精度化、低コスト化を図ることを目的とした「ファームパイロット(Farm Pilot)」の第一弾で、乗用田植機「ラクエル」の新モデルにあたる。

単に「真っ直ぐに走る」ではなく、最初に基準線を登録するとそれに平行した田植えができる

 GPSによる測位機能を用いて直進時に自動操舵を行なう「直進キープ」機能を搭載。田植え作業では高い精度での作業が必要となるが、未熟練者でも真っ直ぐな田植えが可能。圃場外では直進キープモードに入らず、直進キープ時にも手動操作を優先される。また、あぜに接近するとブザーが鳴り、さらに近づくとエンジンが停止する衝突防止機能を備える。

 日本の農業は高齢化による離農・委託の増加によって農地集約や進みつつあり、熟練した担い手を確保しにくい状況にある。省力化するための自動機器が重要となっており、クボタではファームパイロットシリーズによる、農家の経営課題に対応するとしている。9月1日発売。価格は392万2560円より。

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