本体価格2万3800円(税別)で購入できる「Diginnos DG-D09IW2」。本体だけでWindowsタブレットPCとして使うならこれだけで十分だが、もう3000円足すだけでBluetoothのキーボードと保護ケースをセットにすることができる。今回はそのキーボードの使い勝手などを検証してみた。
キーボードはコンパクトながらホームポジションでのタイピングが可能
ディスプレーのサイズが8.9型液晶である「Diginnos DG-D09IW2」。キーボードセットを使っても、ノートPCというよりはミニノートPCという雰囲気だ。当然のことながらキーボード自体もコンパクトサイズとなっている。
しかし、若干手狭感はあるものの、指をホームポジションに置いてタイピングすることは可能だ。キーピッチが15mmほどなので、手をすぼめて打っている感じはあるが、無理に打っている感じはしない。
キーは、左右幅を縮めるために配置が変更されているキーもあり、慣れるまでちょっと苦労した。特にデリートキー(Del)、アスタリスク(*)、コロン(:)といった、比較的よく使われるキーが、Fnキーを押しながらでないとタイピングできない。さらにエスケープキー(Esc)も同様の仕様となっている。
手前にはタッチパッドがついており、マウスなしでの操作も可能だが、ボタンはついていないのでダブルタップなどで実行させることになる。このタッチパッドは位置的に、タイピングしていると手首あたりが触れてしまい、誤操作の原因となることも多かった。そもそもタブレットPCなので、カーソル操作はディスプレーをタッチすれば済む話なので、Fn+スペースキーで無効にしておくといいだろう。
バッテリーの保ちは十分な長さ
「Diginnos DG-D09IW2」の稼働時間や約7時間とスペック表に記載されている。実際に外へ持ち出して使ってみたが、5~6時間は余裕で使うことができた。通信状況にもよると思うが、実際に使うには十分な長さだと思われる。
キーボードのバッテリーは別に充電しなければならないが、使わないときはOFFにしておけるので、キーボードが先にバッテリー切れになるということはまずないだろう。電源スイッチが少し小さいので指先というよりは爪でひっかけて切り替える形となる。