D4から4年の進化を感じるでき
せっかく借りられたのに検証ばかりではもったいないので、いろいろと撮ってみることに。画像はすべて撮って出しのJPEG。
天候に恵まれずあいにくの曇り空だったが色乗りのよい発色。高画素ローパスレス機が幅を利かせるなかでは2082万画素という解像度は控えめに感じるかもしれないが、そのぶん階調が豊富な優しい画質ともいえる。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G・露出マニュアル・ISO3200・絞りF5・シャッタースピード1/500秒・オートホワイトバランス・1.5×クロップ。入線してくる新幹線を連写で撮影。このように規則的な動きの被写体ならお手の物。もちろんすべてのカットでピントが合っていた。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G・露出マニュアル・ISO1600・絞りF8・シャッタースピード1/1000秒・オートホワイトバランス・1.5×クロップ。飛んでいるカモメの撮影に挑戦、動きが速く予想外の行動を起こすので撮影するのは難しい。撮影者の技能不足で構図はイマイチだが、かなりの確率でピントを合わせてくるのはお見事。体感的には「D4」よりAFの食い付きが良いように感じる。
最後に常用最高感度ISO 10万2800で夜の街を撮り歩いてみた。共有の撮影条件はAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G・絞り優先オート・ISO1万2800・オートホワイトバランス。
かつてフラッグシップの座を占めていた、愛機のD4が大きく劣っていると思わないが、実際に撮ってみるとAF精度や高感度画質、画像処理エンジンなど4年分の進化が確かに伝わってくる。フラッグシップ機の名に恥じず、高価でもそれに見合う魅力を備えたカメラといえる。












