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これま輸送時にはドライアイスが必要だった産業用1液エポキシ系接着剤

3M、輸送コストを約92%削減するエレクトロニクス用接着剤

2016年04月08日 20時06分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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3M スコッチ・ウェルド 構造用接着剤 EW2036

 スリーエム ジャパンは4月8日、エレクトロニクス用1液エポキシ系接着剤「3M スコッチ・ウェルド 構造用接着剤 EW2036」を発売した。

 エレクトロニクス分野で用いられる1液エポキシ系接着剤は低温で保管する必要があった。電子機器の製造で急な増産が必要となる場合は航空輸送で部材調達されることが多いが、これまでの空輸の際にはドライアイスを用いており、重量増加に加えて一般航空貨物として扱えなくなるため輸送コスト増加を招いていた。

主な用途

 EW2036は常温下での高い安定性を備えており、数日程度であれば常温でもほぼ変質しない。一般貨物扱いで空輸できるため輸送コストは約92%削減できる。気絶縁性にも優れているほか、せん断接着強さやT形剥離接着強さの双方を高いレベルで両立させている。価格は1kg入りで1万2668円。化成品商社、電材商社などを通じて販売する。

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