高速でしつこいAFが欲しいならα6300は理想的
もう一眼レフは必要ないんじゃないか、と思わせるくらいの精度とスピードで動作するAFは魅力的だ。動きの速い被写体を撮るなら一眼レフしかないといった、今までの選択肢に十分食い込んでいけるミラーレス一眼になっている。
望遠レンズの画質比較もしてみた
前回を含め、ここまでで3機種を紹介したが、レンズは標準的な焦点距離のもののみを試してきた。しかし、人によっては50-200mm程度の望遠ズームレンズを常備している場合も多いはず。
そこで、各機種に装着可能な、だいたい50-200mm近辺の望遠レンズをチョイス。画質をチェックしてみた。
まずはオリンパスのPEN-Fに装着可能な「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」だ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 40mm側
広角側は絞り開放から十分なシャープネス。F11くらいまでは絞っていくと徐々にシャープネスが上がっていくが、F16以降では徐々に低下してしまう。あまり絞らないように使いたい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 150mm側
望遠側は絞り開放で十分な解像力だが、1段絞ったF8.0が一番いい。それ以上は絞らないほうがよさそうだ。
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 55mm側
続いては、富士フイルム「X-Pro2」に装着可能な「フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」。広角側は絞り開放から中央部はシャープ。周辺部は甘い感じだ。
F5.6以降は周辺部も含めシャープネスが高い。F16くらいまでは全体的にシャープで良好。F22まで絞ると解像力が低下してくる。最小絞りのF22まで絞らないようにすればかなりいいレンズだ。
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 200mm側
望遠側は、絞り開放から十分にシャープ。1段絞ったF5.6ではかなりシャープネスが高い。それ以降は絞っていくほど解像力は低下していってしまう。

この連載の記事
-
第3回
デジカメ
PEN-F、X-Pro2、α6300の多すぎる特殊撮影機能を全解説! -
第1回
デジカメ
「PEN-F」か「X-Pro2」か!? この春持ち歩きたいクラシカルデジカメ対決 -
デジカメ
PEN-F、X-Pro2、α6300……春の最新ミラーレス一眼徹底レビュー! - この連載の一覧へ