今回のことば
「VAIO Phone Biz は、VAIOがゼロから作った最初のスマートフォン。20年間蓄積したPCのノウハウを活用した、PCの延長線上の製品である」(VAIO・大田義実社長)
VAIOがゼロからスマホを作ると限りなくPCに近いスマホができる
VAIOが、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表。4月から出荷を開始する。
2015年2月に、日本通信との連携によって発表したVAIO Phoneが、海外ODMメーカーに設計、開発を委ねた製品となり、VAIOの「魂」を込められなかった反省があったのに対し、今回の製品は、VAIOが持つフィロソフィーを投入した、まさに「渾身」の新製品であるとの姿勢を打ち出している。
VAIO・大田義実社長は、「VAIOがゼロから作った最初のスマートフォンがVAIO Phone Biz。VAIOがゼロからスマートフォンを作ると、こういうものができ上がるということを示せた」と自信をみせる。
VAIOの特徴である「設計/製造技術」、「経験豊かな人材」、「ブランド」の3つの柱を生かして開発した製品だと強調してみせる。
VAIO Phone Biz は、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォン。フルHD(1,080×1,920ドット)の5.5型ディスプレーを採用。SoCにはオクタコアのSnapdragon 617を採用し、3GBメモリーを搭載している。
そして、同社では、「VAIO Phone Bizは、スマートフォンではあるが、PCの延長線上の製品」だと位置づける。「社内には、新たなPCの姿を作ってほしいといってきた。それがVAIO Phone Bizというカタチに集約した」とも語る。
Office Mobileを搭載し、Continuumをサポートするという点でも、Windows 10の強みを生かしたものになっているほか、デザイン面でも、同社のフラッグシップモデルの一角を占めるVAIO Z Canvasをベースにデザイン。同社のPCと統一感を持たせた。アルミ削り出しの本体筐体は、約550gのアルミの板から、約40gまで削り出すというこだわりをみせている。
「20年間蓄積してきたWindows搭載PCの開発ノウハウを活用した。これまでVAIOが発売してきたPCは、椅子に座って、操作することが基本であったが、VAIO Phone Bizは、持ち歩くPCという世界を確立するものになる」と、開発リソースの活用や、ユーザーへの用途提案という点でも、PCの延長線上の製品であることを示す。
同社では、VAIO Zシリーズを頂点としたPC事業と、ロボティクス事業などによる新規事業という2つの事業体制を持つが、VAIO Phone Bizは、新規事業ではなく、PC事業のなかに含んでいる。ここにも、PCの延長線上としてとらえている姿勢が浮き彫りになる。
「既存のPC領域の成長は難しい。だが、こうした新たなカタチのPCが成長製品として加わることで、PC事業全体が成長していくことになる」
そこに、VAIOが作るスマホの特徴があるといっていいだろう。
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