PCパーツ人気ランキング&店員も欲しがる旬なパーツ(12月1日~12月31日)
【売上ランキング】1GB単価が過去最安を記録したHDDの売れ筋をチェック
2016年01月27日 18時30分更新
毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースファンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
2万円半ばに急落した8TBなど、特価が目立つHDD
今回の売上ランキングは、データ用や自作NAS、外付けHDDの組み込み用に必須の3.5インチHDDだ。
3.5インチHDDは、容量3TBの最安を維持している「ST30000DM001」や、特価により2万5000円を割った8TBモデルの「ST8000AS0002」など、Seagateにお買得なモデルが目立っている。
そのうえ、直近の「サハロフ佐藤のアキバ定点観測」によると、2TBモデルの「ST2000DM001」が特価で4838円にダウン。1GBあたりの単価は、過去最安の2.42円になり、4年3ヵ月ぶりに最安記録を更新しているとのこと。
そんなHDDのランキングを、フラッシュメモリー関連やSSD・HDDに強く、アキバ最安品も目立つ東映無線グループ(パソコンハウス東映、テクノハウス東映、東映ランド)に聞いてきた。
ちなみに、HDDではないが、先週からHDDの代わりとしてデータ用に使えそうな容量960GのPatriot製SSD「PBT960GS25SSDR」が、複数のショップで税込3万円前後の特価で販売されているので注目だ。
書き換え耐性がMLC NANDよりも低いTLC NANDのため、使い方を一考する必要があるが約1TB SSDをデータ用ストレージとして使うのもありだろう。
3TB最安の「ST30000DM001」がトップ
マザーボード 集計期間 12月25日~1月25日 東映無線(テクノハウス東映、パソコンハウス東映、東映ランド) |
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | Seagate「ST30000DM001」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
8480円 |
2位 | Western Digital「WD30EFRX」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
1万2750円 |
3位 | 東芝「DT01ACA100」 (3.5インチ、1TB、SATA3) |
5480円 |
4位 | 東芝「DT01ACA300」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
9680円 |
5位 | Western Digital「WD30EZRZ」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
9450円 |
6位 | 東芝「DT01ACA200」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
7780円 |
7位 | Seagate「ST8000AS0002」 (3.5インチ、8TB、SATA3) |
2万7150円 |
8位 | Seagate「ST2000DM001」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
6990円 |
9位 | 東芝「DT01ACA050」 (3.5インチ、500GB、SATA3) |
4880円 |
10位 | Western Digital「WD40EFRX」 (3.5インチ、4TB、SATA3) |
1万7800円 |
※価格は1月26日時点での店頭販売価格。店舗ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
ランキングトップは、集計期間の昨年12月に週末特価で7980円で販売していたという、Seagate「ST30000DM001」だ。最近は回転数を気にする人は少ないとのことで、容量3TBモデルの最安価格帯となる8450円で選ばれる人が多いようだ。ただ、回転数7200rpmだけあってパフォーマンスも優秀で、シーケンシャルリード・ライト200MB/s台の性能を発揮するのも良いところ。
そのほか、同店ではネームバリューで東芝の“DT”型番が人気とのことで、500GBから3TBモデルまでがランクイン。また、Seagateの容量8TBモデル「ST8000AS0002」が7位にランクイン。これはアキバ最安クラスの常連だった同店ならではと言えるだろう。
ちなみに筆者も月一のNASバックアップ用に、USB接続の外付けで「ST8000AS0002」を使用中。そろそろ1年間経つが、今のところエラーなく稼働しており、NASに日々増えていく動画や写真を1台にバックアップできるのは非常にラク。NASを使っており、バックアップを考えている人はイチオシだ。