まずは空冷環境で
組み込み状況を作ってみる
前段として、油を注ぐ前にセッティングを決めてみる。なんとなく、少し浮かせたほうが油の流転がイイかもと、釣り糸でぶら下げる状態にした。マザーボードにあるネジ穴を利用する形になる。
下記写真ではフックを採用しているが、仮止めのガムテープでも保持が容易だったので、とりあえず基板を中空に浮かせたいときに便利なテクといったところだ。
また油没前に、空冷で温度を見ていたところ、UEFI画面放置で76度前後をキープしていた。けっこうホットだ。念のため、グリスを高性能なシルバーグリスに変更してみたが、状況に変わりなし。そのままOSをインストールし、グラフィックドライバーもと思ったところで、下記写真の有様になった。
原因はメモリーの1枚が天寿をまっとうしていたようで、メモリーを1枚にしたところで安定動作したので、そのまま検証を続けることにした。
またOCCT 4.4.1を30分実行した温度は、Packageを見ると95~97度とタフな状況になった。挙動自体は問題ないのだが、なんか温度が上がりすぎではある。グリスを塗り直しても変化はなかったが、基準値としてこれを採用。
もろもろ終了してから気がついたのだが、温度センサーを別途CPU周辺に用意しておけばよかった。次回からのデフォルト設定にしたい。
空冷での動作を確認し
いよいよ油没開始!
さて、油を注ぐターンになる。用意した油は、キャノーラ油1300g×1、600g×2だ。またエクストラパックとしてLIVA Core時に使用した油2600gも用意した。注ぐ様子は下の動画の通り。一部カットしているが、油を注ぐこと自体にすっかり抵抗がなくなっている。
なお、パーツの生存をチェックするため、YouTubeの動画を再生しながら油を注いでいたところ、タイミングよくエラー発生し、再生が停止してしまった。これはとても心臓に悪かった。
(→次ページヘ続く 「やっぱりTDP 100Wは強敵だ!」)
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