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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢第143回

スマートウォッチを中心にCESでのベンダーのニュースをまとめ

2016年01月13日 12時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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 年明け早々に恒例の「CES 2016」が米ラスベガスで開催された。Netflixの国際展開、自動車ではVolkswagenやFordのトップが登場し、展示フロアではウェアラブル、VR、ドローンなどが並ぶなど、今年も多彩な内容となったことが報じられている。ここではウェアラブルを中心にHuawei、HTC、Fitbitなどの発表をみてみたい。

2月にMWCを控えていることもあり、スマホ関連の発表はあまりなかったCESだが、ファーウェイだけは大規模に開催。新HUAWEI WATCHも公表した

SamsungとHuaweiは女性を狙い
カシオもスマートウォッチに

 黎明期のスマートウォッチ市場については、頼みの綱だったApple「Apple Watch」がそれほど大きな起爆になっていないことからまだ本格化していない感がある。スマートフォンの次なる市場を模索するベンダーはスマートウォッチに参入しておく必要があるという義務感からか、デザインで少しの冒険をしつつ、スマホとの連携とフィットネスに主眼を置いた最新製品を出している。

 CESではSamsungが「Gear S2」の新エディションとして「Gear S2 classic」をあらためて公開。その外観はこれまでのGearシリーズとは大きく変わって、アナログを模したデザイン。ゴールドなどのキラキラ感はHuaweiの「Huawei Watch」を思い出させる。2015年のIFAで発表したGear S2は円形画面を配し、OSはAndroidではなくTizenベース。さまざまなベンダーのAndroidに加えて、会期中年内にiPhoneに対応することも約束した。

 「Huawei Watch」もバリエーションが加わったスワロフスキーとのコラボである「Jewel」と「Elegant」だ。ターゲットはもちろん女性ユーザー。グローバルブランドを目指すHuaweiの戦略の一つが、女性ユーザーの取り込みだ。スマートバンドでも2機種目の「TalkBand B2」から女性をターゲットとしたが、スマートウォッチもこのパターンをとった。

ベゼル部にスワロフスキーを埋め込んだ「HUAWEI WATCH Jewel」

 スマートウォッチでは日本のカシオ計算機の「WSD-F10」も大きく報じられた。G-Shockの流れを汲むもので、既存のデジタルユーザーを超える”時計ファン”にどれだけ訴求できるのかに注目したい。

フィットネスバンドのFitbitもスマートウォッチへ
「Fitbit Blaze」を発表

 Fitbitはウェアラブルが本格化しはじめた当初から、走った距離や睡眠レベルなどを測定するアクティビティトラッカー機能などを搭載するスマートバンド(フィットネスバンド)を提供、フィットネスや健康志向の高い人に受けた。現在でもスマートウォッチとスマートバンドを含むウェアラブル市場で、最大手のシェア(22.2%)を誇る(2015年第3四半期:IDC調べ。2位はApple、3位はXiaomi)。

活動量計を中心にウェアラブル端末でトップシェアのFitbitがスマートウォッチを発表

 Apple Watchの登場でFitbitへの影響が心配されており、実際に上記の市場シェアもApple Watchが登場する1年前の32.8%からダウンしている。多彩なバリエーションによりさまざまな人にアピールするというのがFitbitの一つの回答といえるが、Fitbit Blazeは従来のスマートバンドより時計に近いデザインであり、Apple Watch対抗の位置付けが強いように見える。価格は200ドルだ。


(次ページでは、「過去10年で最低の業績、HTCは……」)

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