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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第439回

冬の陽射しを浴びた年末年始猫

2016年01月08日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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冬の猫は日向である

 東京に戻る。

 痛めた腰をだましだましちょいとコンビニへ買い物に出ると、道路をたたたたと斜めに横切っていく猫がいたのである。

 数年前まで、鄙びた旧家とその庭だった場所で、おそらく相続の問題があったのだろう、猫を飼っていた家だったが、いつのまにか敷地全体がコンビニと分譲住宅に変身していた。

 その猫はその分譲住宅が並ぶ一角へ入っていったのである。

 そういえばこのあたり、住宅になってから訪れてないなと足を踏み入れてみると、フェンスの向こうで猫が昼寝してるではないか。

 またもや昼寝猫を起こしてしまったが、せっかくなので新年の挨拶がてら撮影。

 フェンス越しのときは、目が隠れないポジションを確保するのが大事。しかもちょうど顔に日が差してたのである。

ちょっと寝ぼけ顔。フェンス越しで安全な場所にいるのだからそう警戒しなくてもいいのに、と思いつつ、目がフェンスに隠れないよう位置を微調整して撮影(2016年 1月 ニコン D600)

 この住宅街には真新しい家が数軒並んでいるのだが、そのうちの一軒では玄関を猫が守ってた。

 冒頭写真がそう。健康そうなのでこのあたりでちゃんと世話をして貰っているのだろう。

 というわけで冬の猫は日向である。毛皮に太陽の熱を溜め込んでぬくぬくと幸せそうな猫を見ると、寒さも少しやわらぐというもんだ。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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