自分で撮ればおトク
マイナンバー、個人番号カードの写真はスマホでOK!
10月からマイナンバーを通知するための通知カードの送付がはじまった。通知カードに記載されたマイナンバーは、2016年1月以降に順次、社会保障、税、災害対策の行政手続に利用するものだ。また、市町村に「個人番号カード」を申請をすると、身分証明書をはじめ各種サービスに利用できる個人番号カードが交付される。
個人番号カードの交付申請には写真が必要
スマホで撮影したものでOK
個人番号カードの交付申請をする方法は、郵便、パソコン、スマホ、まちなかの証明用写真機と4パターンがあるが、いずれの場合も申請者の顔写真が必要だ。
郵便で申請する場合、写真の規格は縦4.5×横3.5cmで、個人番号カード交付時には縦2.75cm×横2.20cmに縮小される。スピード写真や写真店で撮影してもらう写真のほか、自分でスマホやデジカメで撮影した写真を使うことが可能だ。ただし、パスポートや運転免許の写真と同様に、正面、無帽、無背景などいくつかチェック項目があり、不適切な写真は弾かれてしまう。
パソコンやスマホからオンライン申請する場合の画像の規定は、以下のとおり。
なお、画像編集ソフトで加工した画像などは、受け付けてもらえない場合があるので、注意が必要だ。顔写真を撮影するときのチェックポイントは個人番号カード総合サイトに案内があるので、撮影前に確認しよう。
パソコンから申請する場合のOSと推奨ブラウザーは、Windows 7/8.1(Internet Explorer 11)、Mac OS X 10.10(Safari 7.0)。スマホの場合は、Android 2.3/4.0 (デフォルトブラウザ )、Android 4.1(Chrome 41)、iOS 8.2(Safari 8.1)となっている。
パソコンやスマホから申請する場合、メールアドレスの登録が必要になるが、@の直前が「.」や「.」が2つ以上連続するメールアドレスはオンライン申請には利用できない。
スマホでキレイな顔写真が撮れるアプリ
交付申請用の写真を自分で撮影すれば、何度も撮り直しが可能で、気に入った写真を使える点が、自分で撮影するメリット。デジカメでもOKだけど、証明写真用に特化したスマホアプリなら、顔の傾きや画面に対する顔の位置などがわかる。
そこで、個人番号カード用の写真撮影にも利用できる、スマホ・iPhone向けの証明写真アプリを紹介する。
パスポート写真
対応OS:iOS
価格:250円
パスポート写真用など、100ヵ国の写真テンプレートを収録。写真をカメラで撮るか、またはアルバムから選択して様々なサイズ、テンプレートに調整できる。パソコンやスマホからオンライン申請する場合は、画像の保存を選択する。彩度や明るさ、コントラストの調整が可能。
証明写真 かんたん作成
対応OS:iOS
価格:120円
iPhoneで撮影した写真を加工し、L判にプリントアウトできるアプリ。顔写真の位置調整や色合い補正などの加工が可能。サイズは 20x20~60x60mmの範囲で、自由に設定できる。
Bizi ID コンビニ証明写真
スマホやデジカメで撮影した写真を証明写真として全国のコンビニチェーン店舗(ローソン、ファミリーマート、サークルK、サンクス)のシャープ製マルチコピー機からプリントアウトできるサービス。マイナンバーモードを搭載しており、定められた規格に沿ったガイド表示が利用できる。4枚のそれぞれ別顔写真を、1枚にまとめた証明写真を作る「ファミリーモード」を備えている。
写真撮影と個人番号カード申請が一括で可能なスピード写真機も登場
大日本印刷が10月に発表した証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」では、顔写真の撮影から個人番号カードの申請までが一括で可能だ。(関連記事)
申請の手順は、郵送で届いた個人番号カード送付申請書を用意し、交付申請書に記載されているコードをKi-Re-iの所定のスキャナーで読み込み、顔写真を撮影。申請書IDと撮影画面の確認後に申請ボタンを押すと手続きができる。
いずれの方法も、個人番号カード送付申請書や個人番号カード総合サイトをよく読んでから利用しよう。