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接触・非接触で使えて曲げに強い無接点方式

日本初の電磁結合方式採用デュアルインターフェースICカード

2015年11月13日 18時37分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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「SMARTICS-AIR」(左)とその内部構造(右)

 凸版印刷は11月10日、国内初の電磁結合方式を採用したデュアルインターフェースICカード「SMARTICS-AIR」を開発したと発表した。

 金融機関向けに提供されるICカードで、接触・非接触の双方に対応したデュアルインターフェース。デュアルインターフェースのICカードは従来から存在するが、カード内部のチップとアンテナを電気的に接続する方式のためカードの折り曲げなどによって断線しやすかった。

 SMARTICS-AIRはデュアルインターフェースカードとしては初めて、チップとアンテナをコイル間で発生する電磁による結合方式としたもの。無接点で信号をやりとりしているため、カードの折り曲げなどに対する耐久性が飛躍的に向上している。また、従来デュアルインターフェースカードの製造には専用の設備が必要だったが、追加設備投資なしにデュアルインターフェースカードを接続できるという。

 SMARTICS-AIR技術を採用したカードは、MasterCardブランド認定を取得したICカードとして、金融機関向けに2016年4月から販売を開始する。

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