大規模プライベートクラウド向け、事前検証済みOpenStack基盤構成
シスコとレッドハットが“UCS+OpenStack”統合インフラ提供
2015年11月05日 14時00分更新
シスコシステムズとレッドハットは11月2日、OpenStackベースの統合インフラストラクチャ「Cisco UCS Integrated Infrastructure for Red Hat Enterprise Linux Open Stack Platform(UCSO)」の国内提供開始を発表した。パブリッククラウドサービス事業者や大規模プライベートクラウドを導入する企業などがターゲット。
UCSOは、シスコの「Cisco Unified Computing System(UCS)」と「Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)」、レッドハットの「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」を組み合わせた統合インフラ。両社によりOpenStack対応の検証済みデザイン(システム構成)が提供されるため、ユーザー企業は事前検証などの負担なしで、OpenStackベースのクラウド環境を導入できる。
さらに、両社製品に対する24×7のサポート体制に加えて、クロストレーニングを受けた専門家チームに24×7で連絡が取れるSolution Supportオプションも用意している。
両社では、ビジネスの俊敏性を実現するプライベートクラウド環境として、大規模なプライベートクラウド環境を必要としている企業やスケールアウト型インフラを求める通信事業者、金融機関、クラウドサービス/マネージドサービス事業者、システムインテグレーターといった市場セグメントの顧客を見込んでいる。