VMwareインフラサポートなど、RHEL 7とOpenStack Icehouseベースでクラウド基盤強化
レッドハットが「RHEL OpenStack Platform 5」提供開始
2014年07月24日 06時00分更新
レッドハットは7月23日、同社OpenStackディストリビューションの新版「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5」を提供開始した。最新のRed Hat Enterprise Linux 7(RHEL 7)とOpenStackの“Icehouse”リリースをベースとした、エンタープライズ向けのクラウドプラットフォーム。
RHEL OpenStack Platform 5では、サポートライフサイクルが3年間に延長されたほか、VMwareインフラストラクチャのサポートなどの新機能/機能強化がなされている。
VMwareインフラストラクチャのサポートでは、OpenStackのダッシュボード(Horizon)から、OpenStackコンピュートノード(Nova)の仮想化ドライバを介してVMware vSphere/ESXiのリソースをシームレスに管理できる。さらに、OpenStackネットワーキング(Neutron)がVMware NSXプラグインを、OpenStackブロックストレージ(Cinder)がVMware Virtal Machine Disk(VMDK)プラグインを、それぞれサポートする。

OpenStackからVMware vSphereリソースをシームレスにコントロールできる(VMware資料より)
またRHEL OpenStack Platform 5では、サーバーグループ機能によって、ワークロードをOpenStackクラウド内で広範に分散配置したり、逆に近傍に配置したりすることが可能になった。そのほか、米国/英国の新しい暗号セキュリティ要件への対応、ネットワークスタックの相互運用性向上などの機能強化が図られている。
さらにテクノロジープレビューとして、OpenStack上のHadoopクラスタの迅速なプロビジョニングを可能にする、OpenStackデータ処理サービス(Sahara)を提供する。
