SSDがPCIe接続に、Type-CのThunderbolt 3も追加
Skylake&Windows 10搭載の「New XPS 13」最新モデルをレビュー!
2015年10月30日 11時00分更新
5.2mmの超狭額ベゼルを採用し、一般的な11インチノート並みの筐体(およそ幅304×奥行き200×高さ9-15mm)に13.3インチ液晶ディスプレーを搭載したデルのモバイルノート「New XPS 13」。10月20日には第6世代Coreプロセッサー(コードネーム:Skylake)を搭載し、OSをWindowsに刷新した最新モデルが販売開始となり、さらなる話題を呼んでいる。
今回は、販売開始されたばかりの「New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル」が編集部に届いたので、外観や性能をチェックする。
New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネルの主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7-6500U(2.5GHz、最大3.1GHz) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 8GB(LPDDR3、1866MHz) |
ディスプレイ | 13.3インチ QHD+(3200×1800ドット) 276ppi、ゴリラガラス、タッチ対応 |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520 |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe接続) |
光学ドライブ | なし |
インターフェース | USB 3.0×2、SDカードリーダー、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×1 |
カラー | シルバー |
本体寸法 | 幅304×奥行き200×高さ9-15mm |
重量 | 1.29kg |
販売価格 | 18万4980円(税抜き、送料込) |
USB Type-CコネクターのThunderbolt 3、PCIe接続のSSDで性能強化!
New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネルは、ベゼル幅が約5.2mmの狭額設計を従来モデルから引き継いでおり、外観に大きな変更はない。なお、本体サイズは従来と変わらないが、重量は30gだけ増加し、わずかに重くなっている(非タッチモデルは20g増加)。
一方で、前述の通りCPUに第6世代のCore i7-6500U(2.5GHz、最大3.1GHz)、OSにWindows 10を搭載するなど、スペック的には大幅な性能向上が図られている。第6世代CPUは前世代に比べ、内蔵グラフィックスの性能が大きく向上しており、画像や動画編集のような高負荷な作業も、従来モデルを上回る快適さで利用できるだろう。
SSDがPCI Express 3.0接続に対応したことも大きなポイントだ。「CrystalDiskMark」によるベンチマークの結果を見ると、順次読み込みで毎秒1554MBと、一般的なSSDの約3倍にあたる速度が出ていることが分かる。もともと画像・動画編集向けノートPCとして人気を博したこともあり、ファイルサイズの大きなデータを頻繁に読み込むような使い方が想定されるため、ストレージの強化はユーザーとしても非常にありがたいところだ。
インターフェース面ではMini DisplayPortが非搭載となり、あらたにUSB Type-CコネクターのThunderbolt 3/USB 3.1兼用ポートが搭載された。現状は対応する機器がそれほど多くないが、最大40Gbpsの超高速転送に対応するのは大きな魅力だ。
PCの総合性能を計測する「PCMark 8」(Home accelerated 3.0)のスコアは2774と、ノートPCとしては高めの結果に。従来モデル(Core i7-5500U、8GBメモリー、256GB SSD、QHD+タッチパネル)での計測時は2554だったので、順当にスコアを伸ばしていると言える。
さらに完成度が高まった至高のモバイルノート!
New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネルは、従来モデルから大幅にスペックアップし、モバイルノートPCとしてさらに完成度が高まっている印象を受けた。画面サイズはできるだけ大きいPCがいい、でも携行性も損ないたくない、さらに性能にもこだわりたい、というようなユーザーのワガママにも十二分に応えてくれる製品と言えるだろう。
■関連サイト