キヤノンは10月13日、1型の大型センサーを採用した高級コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G」シリーズ2機種を発表。「PowerShot G5X」(同社オンラインショップでの税抜予想価格 9万1800円)と「PowerShot G9X」(同5万9800円)で、ともに10月22日発売予定となる。今回はいち早く実機に触る機会を得たので写真とともに紹介する
「PowerShot G5X」は、1型(2020万画素)のCMOSセンサーを採用し、光学4.2倍(24~100mm、F1.8~2.8)のズームレンズを搭載する高画質機。
幅112.4×奥行き44.2×高さ76.4mmというコンパクトなボディーながらファインダーでの撮影を重視しており、EVFに236万画素の有機ELパネルを採用。視野角100%で、独自のレンズを採用することで周辺部まで高い解像感で映像を確認できる。
また、EVFは最大で秒間120コマの表示が可能で、より滑らかに被写体を見ることが可能。EVF内の情報表示をカスタマイズできるほか、縦位置で撮影する場合はEVF内の表示もそれに合わせて回転する。
このほか、本体前面には電子ダイヤルおよびレンズ周囲のコントローラーリングを備えており、EVFを覗きながらの操作も快適に行なえる。
3型(約104万画素)の背面モニターはタッチパネルかつバリアングル式で、ローアングル&ハイアングルからの撮影でもしっかり画面を確認できる。
本体上部にはストロボを内蔵するが、さらにアクセサリーシューを搭載しており、EOS用のストロボを装着可能。リモートスイッチにも対応する。
(次ページに続く、「薄さ30mmに1インチセンサー&3倍ズームを詰め込んだ PowerShot G9X」