実際に装着して体験してみた
ということで、さっそく筆者も装着してみた。写真は髭面の男がいっぱい写っていてもウザイだけなので、編集部にいた仕事でものすごくお疲れのご様子の女性編集者に装着してもらった。
装着する前にまず、ツボの位置を把握しておくとよい。この製品が刺激するツボは「太陽」「風池」「天柱」の3ヵ所。「太陽」は目の横にある窪んだところで骨の境目あたり。ここを押すと、目の疲れのほか、老眼予防や偏頭痛に効くそうだ。
「風池」と「天柱」はうなじの生え際で首筋に近いほうが天柱で1センチぐらい外側にあるのが風池だ。どちらも目の疲れだけでなく偏頭痛や肩、自律神経に効くそうだ。これらのツボにしっかりエアーパックが当たるよう、装着位置を調整しよう。
装着は最初ちょっと戸惑うかもしれない。前面のマジックテープで締め付ける位置がセンターではなく気持ち左側にズレているためだ。後側になるケーブルの位置はセンターなので、このケーブルの位置がちょうど首筋の中心になるようにし、各ツボを覆うようにヘッドバンドを巻いていくとよい。
ただ、慣れると簡単に装着できるようになった。締め付けるときは結構キツ目がオススメ。ちょっとでも緩いとずり落ちてしまい、しっかり刺激してくれなくなるからだ。
ツボをより刺激するために「ツボプレート」が同梱されている。固め(黒色)と柔らかめ(白色)の2種類が2つずつ、計4つ入っているので、好みに合わせて選択しよう。
筆者は、後側に固めを2つ、前側に柔らかめ2つを装着した。肩こりがひどいときは後側に集中するのもよい。ツボプレートはヘッドバンドの内側4ヵ所に設けられているポケットに入れる。各ポケットには敷居が設けられているので、自分のツボの位置に合う箇所にツボプレートを挿入しよう。
操作はリモコンで2種類のモードを用意
装着したら、リモコンの電源をオン。モードは「やさしく」と「しっかり」の2つがあり、「やさしく」は緩く圧迫する程度。「しっかり」は緩め、強めと2段階で圧迫してくれる。
筆者はだんぜん「しっかり」派だ。強めの圧迫が、ツボを程よく刺激してくれる。5分経つと自動的に切れるようになっているが、その5分が非常に短く感じる(時間も設定できるとうれしかった)。
装着中はモーター音がブ~~ン、ブ~~ンと鳴ってプシュ~とエアーが抜ける音が続く。そんなにうるさくは感じないが、イヤホンを装着して音楽を流しながら使ったほうが、よりリラックスするだろう。
電源はUSBコネクターになっており、USB端子を備えたACアダプターも同梱されている。パソコンはもちろんモバイルバッテリーに装着して外出先でも気軽に使えるのがこの製品の特徴でもある。それこそモバイルバッテリーを利用し、ヘッドバンドを装着して動作したまま室内を歩きまわったりもできる(やる意味があるかは別)。
持ち運びにも最適な収納ポーチも用意されているので、出張や旅行の際にも手軽なリフレッシュアイテムとして重宝するだろう。
(次ページでは、「疲れたときにちょい休憩でリフレッシュ!」)