マシンもタイヤも好調だったが
まさかの予選1回目で敗退
1966年から続く伝統の鈴鹿1000km。オイルショックの影響を挟みつつ、ほぼ毎年開催されている鈴鹿サーキットの夏の風物詩だ。SUPER GTに組み込まれてからは、入賞時にボーナスポイントが付くチームにとって最重要な1戦になっている。2戦連続ノーポイントに終わってしまっているGOODSMILE RACING & TeamUKYOとしては、絶対に落とせないレースである。
毎年、夏の終わりらしく気温と路温が高めで、応援しているファンもサーキットを走るドライバーもタフなレースなのだが、今年は気温が低く雨。多少湿度は高かったものの、熱中症対策が必要無いくらい気温が下がっていた。
29日の予選は、朝の練習走行からウェット宣言が出された。ここのところ、何かが噛み合わなかったミクSLSだが、今回は好調なようで、「2'00.381」と上位陣に迫るタイムを出した。しかし、他のライバルたちも徐々にペースを上げ、1'59秒台を連発。最終的に練習走行は8番手となった。
予選1回目は片岡選手がステアリングを握り、足切りの13位以上を目指す。練習走行時と変わらない「2'00.412」を刻み、上位につけたものの、ライバルたちは59秒台を記録し、順位が徐々下がっていく。片岡選手の懸命なアタックも虚しく、なんと17位まで下がってしまったまま予選1回目が終了、そのまま17番手グリッドに決定してしまった。予選2回目に進めなかったのも久々なのだが、鈴鹿での17位は奇しくも3年連続となった。
2013年は17位から2位(のち失格)、2014年は17位から5位と順位を上げているので、長距離レースということもあって、あまり悲観する要素ではないだろう。
(次ページでは、「1000kmのレースを制するのは!?」)
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