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vCloud Airと連携した上位版「Fusion Pro 8」も

Mac上でWindows 10が動かせる「VMware Fusion 8」登場

2015年08月26日 16時20分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 ヴイエムウェアは8月26日、「VMware Fusion 8」および「VMware Fusion 8 Pro」を発表した。

 VMware Fusionは、Mac上でWindowsアプリを実行できる製品。リブートすることなく、WindowsアプリをMacのネイティブアプリのように動かせられる。VMware Fusion ProはLinuxのアプリも稼働させられるなど、上位版という位置づけ。

 VMware Fusion 8では、Windows 10に対応。Microsoftの音声アシスタント「Cortana」や新ブラウザの「Edge」といった最新機能が利用できる。VMware Fusion 8を利用して、仮想マシンにWindows 10を迅速・簡単・安全にインストール、あるいは既存の仮想マシンをWindows 10にアップデートさせることも可能だ。

Mac上でWindowsアプリを実行

 AppleのOS X EI Capitanにも対応。ユーザーはVMware Fusion 8をEI Capitanのパブリックベータ上で稼働させられるほか、現状のMac環境に支障をきたすことなく、仮想マシンにEI Capitanをインストールして、新しい機能やアプリの互換性テストに利用できる。

 そのほか、グラフィックスエンジンをDirectX 10からOpenGL 3.3に強化し、前版と比べて最大65%の高速化を図った。iMac Retina 5Kモデルなどの最新Macに対応している。

 一方、VMware Fusion 8 Proでは、パブリッククラウド「VMware vCloud Air」とネイティブ統合され、ローカルの仮想マシンをクラウドに安全にバックアップしたり、Webサイトやアプリをクラウドでの本番稼働前にローカルで構築したりすることが可能になった。

 こうしたメリットをより身近に感じてもらうため、最大6カ月間使用できる600米ドル相当の「VMware vCloud Airサービスクレジット」も提供。これはVMware vCloud Airの標準的な利用登録時に提供されるクレジットの2倍に相当するとのこと。

 ヴイエムウェア製品とのエコシステムとの統合も図られ、「VMware vSphere」「VMware ESXi」「VMware Workstation」サーバー上にホストされた仮想マシンとの接続、あるいはこれらサーバー上で構築された仮想マシンや稼働する仮想マシンとの統合が容易になった。リモートサーバーから仮想マシンを制御・ダウンロードし、それらをVMware Fusion 8 Proローカルの仮想マシンとして稼働でき、ローカルの仮想マシンをVMware vSphereに直接アップロードすることも可能という。

 そのほか、Chef、Vagrant、Dockerなどのサードパーティツールを利用して、仮想マシンやコンテナ開発を自動化したり、IPv6 NATのサポートといったネットワーク管理性を向上したりしている。

 価格はVMware Fusion 8が9900円から、VMware Fusion 8 Proが2万4690円から。VMwareのWebサイトからダウンロードまたは購入できるほか、VMware Fusion 8 Proはパートナー経由でも購入できる。7月29日~8月25日までの間にVMware Fusion 7またはVMware Fusion 7 Proを購入したユーザーは、無償で新版へアップグレードが可能となる。期間対象外のユーザーには、有償でのアップグレード版が用意される。

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