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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第4回

人気ストレージ「Drobo」でこんな使い方大丈夫?

2015年08月24日 11時00分更新

文● 飯岡真志 編集 ●金子/ASCII.jp

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実効容量が95%に達した、その時!

 さらに続けていき、Drobo本体下部の青色LEDが10個全部点灯、すなわち実効容量の95%まで使ったところで、Drobo Dashboard上に以下のメッセージが表示される。

「赤のアラート。Droboの容量が危険なくらい少なくなっています。赤のランプで示される空のドライブベイに新規ハードドライブを挿入します。」

 先ほどのメッセージと比較すると、「アラート」と「警告」のように微妙に用語が乱れているあたりに、ヤバさを感じさせる。またDrobo本体のLEDも赤くなり、なる早でHDDを追加して!と急かされているようだ。

容量を示す円グラフが真っ赤に。実験とはいえ、かなりビビらされる状態である

Drobo本体のLEDは赤色に。早くHDD追加して! 状態である

OS側に警告はないが、コピー速度が著しく低下

 一方、Windows側では特にエラーや警告は出ていないが、ファイルコピーの速度が1MB/sec以下と極端に低下していた。そのまま10分ほどようすを見ていたのだが、Drobo本体のアクセスLEDも消えたままで、ファイルコピーが途中で止まってしまったようだ。

Windowsのファイルコピーのダイアログを見ると、速度が極端に低下していることがわかる

 仕方がないので、この時点でHDDを追加してみる。するとただちに実効容量が増加し、Windows上のファイルコピーもなにごともなかったように進み始めた。

HDDを追加すれば、なにごともなかったように正常な状態に。わざと赤いLEDが点灯していないベイにHDDを追加してみたが、特に問題は生じなかった

実効容量を超えるデータをコピーしようとした結果

 「Droboで実効容量を超えるデータをコピーしようとしたらどうなる?」という疑問については、ファイルコピーが途中で止まりかけるが、HDDを追加すれば問題なく再開する」という結果となった。

 もちろん、DroboのフロントにあるLEDやDrobo Dashboard上で再三に渡り警告が出るため、知らず知らずのうちに容量がいっぱいになってしまうことはまずない。

 データが実効容量の85%を超え、黄色LEDが点灯した時点でHDDを追加するのを強くオススメする。だが、それを超えてもデータ破損する事もなく、エラーで完全に止まる事もない。その状態でHDDを追加すれば使えてしまうDroboはやはりスゴい。そう実感できる実験結果であった。

NASモデルやサーバールーム向けモデルもラインアップ

 Droboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品を用意している。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。

本記事で紹介している5ベイ搭載のNAS製品「Drobo 5N」

5ベイ搭載、USB 3.0/Thunderbolt対応の「Drobo 5D」

iSCSIに対応し、12ベイを搭載する企業向けモデル「Drobo B1200i」

最大8台ものHDDを内蔵可能な8ベイ搭載モデルのNAS「Drobo B800fs」

(提供:プリンストン)

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