「缶つま」をご存じだろうか。国分が販売しているシリーズ商品で「缶詰を使った酒のつまみ」である。
この暑い時期に台所でわざわざ火を使ってさらに暑い思いをし、やっとの思いでおつまみを作る、という苦行から解き放たれる。そんな素晴らしい商品が缶つまなのである。
シリーズは「缶つまプレミアム」「缶つまGLOBAL TOUR」「缶つまSmoke」など8種類、全74商品用意されている。今回はランダム選んだ6商品を試食したので、レポートしていく。
意外に甘くない「厚切りベーコンのハニーマスタード味」
まずは「缶つま★レストラン 厚切りベーコンのハニーマスタード味」から。サイコロ状にカットしたベーコンをハニーマスタード味に仕立てたというもの。
ベーコンは厚切りだが、柔らかく仕上がっている。甘さも控えめでニシマキは「マスタードが効いて美味しい!」と高評価。しかし逆にオカモト・スエオカからすると「ハニー感が薄い」そうだ。あくまでつまみなので、甘みを抑え、塩気と刺激を強めにした、ということだろう。
味濃い目! な「赤貝どて煮風 山椒入り」
つづいて食べたのは「缶つま 赤貝どて煮風 山椒入り」。ネーミング通り赤貝をみそでどて煮風に仕上げたもの。
食べた感想として全員一致したのは「辛い」。みそでしっかり煮込んであり、山椒も入っているので、味はかなり濃い目。焼酎などの度数の強いお酒にちびちび食べるのが適した食べ方だろう。が、このときパクパクと食べたので、全員辛いという印象を持った。
桜チップの燻製が効いた「かき」
ジャンク部が一瞬ためらった「缶つまSmoke かき」は、桜のチップでスモークし、油で漬けたおつまみ。
食べた瞬間ニシマキは脊髄反射で「燻製の味がしっかりしていて美味い!」と言ったが、オカモトは「かきは前に当たったことがあるので」という理由でおびえ気味。スエオカは「ちょっと油っぽさが目立つ」と首をかしげていた。もちろん言うまでもなく翌日だれもお腹を壊すことはなかった。
唐辛子がのどにくる「ほたるいかの辛味噌」
酒好きにはうれしいほたるいかを缶にした「缶つま 国産 ほたるいかの辛味噌」。山椒と唐辛子でピリッと辛いみそ味に仕上げているという。
赤貝同様、こちらも辛味が強く、辛いものが苦手なスエオカは「のどにくる」そうだ。オカモト「さすがにこれは辛い」と洩らし、ニシマキは「しょっぱい。これはお酒がないとダメ」という感想だった。ほたるいかなので、日本酒が合うと思われる。
ビーフジャーキーに近い「牛肉のバルサミコソース」
これまでのつまみっぽさからは少し外してきたのが「缶つま★レストラン 牛肉のバルサミコソース」だ。まろやかな酸味が牛肉の味を引き立てているという。
牛肉の柔らかさにばらつきがあるようで、オカモト・スエオカは固めが当たり、ニシマキはホロホロの柔らかい肉が当たった。感想としては全員「ビーフジャーキーに近い」というもの。柔らかければ新しい食べ物だが、固いとまんまジャーキーだったようだ。酸味が控えめなので、酢が苦手な人でも大丈夫だろう。
ちょっと薄い? 「いかのガリシアソース」
ラストはスペイン発の「缶つまGLOBAL TOUR いかのガリシアソース」。オイル、たまねぎ、数種の香辛料で仕込んだガリシア地方特有のソースで仕上げており、なんと本場スペインで加工しているという。
味はかなり薄い。ニシマキやオカモトは「味がしない……」と肩を落としていた。スエオカは「スペイン料理は薄味が多いけど、これもそうだね」と本場を知っている(MWC取材で3年連続スペインを訪れている)ので、とくに不思議ではないようだった。
あくまでお酒のおつまみなので、片手にグラスがない状態だと味が濃かったり、油っぽかったりしているのが、缶つまシリーズの特徴だった。普段お酒をそれほど飲まないオカモト・スエオカにヒットする商品はなかったが、お酒大好きニシマキは「これは買ってもいいかも」と厚切りベーコンのハニーマスタード味を最後まで食べていた。
お酒好きは夏休みの晩酌のおともに手を出してみるといいだろう。
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