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マイクロソフト・トゥディ 第155回

Windows 10「予約」でアップグレードできるのは、最大数週間後!?

2015年07月30日 11時00分更新

文● 大河原克行、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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「予約」からインストールまでの流れ

 「予約」は、「Get Windows 10」アプリから行なえる。

 アプリを開くには、まず、タスクバーの右端に表示される小さなWindowsアイコンをクリック。アプリ上の「無償アップグレードの予約」をクリックし、メールアドレスを入力。これだけで予約が完了する。

Windows 10の紹介画面が開くので、「無料アップグレードの予約」をクリック

 予約すると、7月29日以降、Windows 10がダウンロードされる。なお、予約はいつでも取り消せる。

 予約が受け付けられると、「Windows 10 のご予約が成立しました」というメールが送られてくる。だが、この時点では、まだダウンロードも、インストールも行われない。

 この後に、アップグレードの準備が確認できると、インストールに必要なファイルがバックグウランドで徐々にダウンロードされ、それが完了したタイミングでアップグレードが可能である旨の通知が、デスクトップ上に表示される。

インストールに必要なファイルがバックグウランドで徐々にダウンロードされ、それが完了したタイミングでアップグレードが可能である旨の通知が表示される

 なお、使用しているPCやタブレットに互換性がない場合、あるいはその確認に時間がかかっている場合には、アップグレードの準備が遅れることもある。これが原因で、予約済みでもしばらくの期間デスクトップに通知が表示されない場合がある。

 PCやタブレットが、Windows 10に対応しているかどうかは、「互換性情報&早わかり簡単操作サイト」で確認できる。

 そして、アップグレード可能という旨のデスクトップ通知を受け取った後は、すぐにアップグレードできるようになる。また、ユーザーが都合の良いタイミングでアップグレードできるように、スケジュールをセットすることも可能だ。時間に余裕があるときに、アップグレードするといいだろう。

Windows 10にアップグレードしたくない場合は?

 Windows 10へのアップグレードのポイントは、「予約が前提」という点だ。つまり、予約を行わないとアップグレードはされない。裏を返せば、現在の環境のままPCおよびタブレットを利用したいのであれば、予約をしなければいいのだ。

 だが、使用しているデバイスが、Windows 7 SP1やWindows 8.1 Updateの場合には、日本マイクロソフト側から、継続的に無償アップグレードを勧める通知がデスクトップに表示される場合がある。

アップグレード前の環境に戻せるのは「31日間」

 Windows 10移行後に、アップグレード前の環境に戻したい場合には、“アップグレードしてから31日間”は、直前の環境に戻せる。ただし、Windows 10アップグレード後に、新しいユーザーアカウントの追加、リセットの実行、または、windows.old(以前のWindows イメージファイル)が破損・削除されている場合は、復元機能が使用できなくなるので注意が必要だ。

 日本マイクロソフトでは、「Windows 10は、Windows 7ユーザーにとっても、Windows 8/8.1ユーザーにとっても、使いなれた操作感のまま、さらに快適に利用できるようになっている。そして、大きくパワーアップされているOSでもある。ぜひ、最新環境であるWindows 10への無償アップグレードを検討してほしい」としている。


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