「WPC 2015」で新たなパートナープログラム発表、一気にビジネスの加速を図る
パートナー施策拡充で新段階へ、マイクロソフトのクラウド戦略
2015年07月22日 09時00分更新
クラウド事業拡大に向けて大きなポイントとなったWPC 2015
日本マイクロソフトでは、2016年6月末までにクラウドパートナーを3500社に拡大。2017年6月期においては、売上高の半分をクラウドビジネスにする考えを明らかにしている。
米マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは「マイクロソフトはエコシステムのために存在する企業」と語る。売上高の92%をパートナー販売が占めるマイクロソフトは、クラウドビジネスにおいても引き続きパートナー戦略を軸に据える。そして、今回のWPC 2015で打ち出されたパートナー向け施策の数々は、マイクロソフトが“本気”になってクラウド事業を拡大するためのものだといえる。
日本マイクロソフトの平野拓也社長は、「数年後のマイクロソフトのクラウドビジネスを振り返ったときに、ここが、アクセレーションポイントであった、と言うことができるのではないか」と今回のWPC 2015を位置づけた。
今回のWPC 2015は、数年後のクラウド勢力図に影響を及ぼすことになる重要なパートナーイベントだったと言えるだろう。