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ここが変わったWindows 10 第67回

プレビュー版ISOファイルを配布している非公式サイトは注意!

Windows 10のほぼ正式版登場! ビルド10240がお目見えだ

2015年07月20日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp

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 3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表し、6月1日、ついに公式ブログ上で「7月29日」からアップグレード開始と公表された。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。

 この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Insider Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説をする。

プレビュー表記がなくなり、ビルド名が「TH1 Professional 1024」となっている

 7月16日にWindows 10のプレビュー版、ビルド10240がリリースされた。とは言っても、今回からビルドという文言はなくなっている。「TH1 Professional 1024」となっており、Insider Previewとは表示されなくなった。デスクトップに表示されていたビルドナンバーのウォーターマークもなくなり、プレビュー版ということがわからなくなっている。

 それもそのはず、ビルドを更新すると、再度ライセンスに同意を求められる。その中からはプレリリース版であるという内容がなくなっているのだ。月末の発売まではしばらく間があるので、さらに更新される可能性もあるが、事実上のRTM(Release To Manufacturing=出荷版)版と考えても良いだろう。

 アップグレードする際、マイクロソフトアカウントでログインする必要があった。また再起動後は、基本的な設定を求められたり、規定のアプリを選択させられる。これも、正式版と同様の動作だろう。

 なお、Windows 10 プレビュー版のISOファイルは現在ダウンロードできなくなっている。「第62回 発売日に、Windows 10を手に入れるためのワザ」で紹介したように、インストールしていただけただろうか?

 注意して欲しいのが、Windows 10プレビュー版のISOファイルを個人的に配布しているサイト。ネットで検索するとたくさん見つかるし、ビルド10240のISOまで出回っている。しかし、これらはダウンロードしないように。正式版ではないし、悪意のあるプログラムを仕込まれても気がつかないからだ。


 ローカルアカウントで運用している環境だと、マイクロソフトアカウントへの登録を求められる


 アップグレード後は新しい規約に同意するように求められる


 基本設定をもう一度選択させられる


 「TH1 Professional 1024」が起動した。デスクトップのビルド表記がなくなっている


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