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音楽を楽しむ新たなスタイルのスピーカー

超カワイイAIBOの頭だけスピーカーはApple Musicと相性いいかも

2015年07月19日 12時00分更新

文● 四本淑三、撮影●篠原孝志(パシャ)

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 人の声を聞き、応え、音楽をかけると踊りはじめる丸っこいもの。それがソニーモバイルコミュニケーションズの「BSP60」です。一応“Smart Bluetooth Speaker”ということで、製品カテゴリーとしてはスピーカーです。

 踊るスピーカーとして、かつてソニーは「Rolly」という製品を売っていました。今度の製品は、人の言葉を理解するように見え、それに応じて動くように見える点で、よりロボットに近い存在になったと言えるでしょう。

2007年に登場したRolly。写真は複数台で同時に踊る機能が付いた「SEP-50BT」

 そうした立ち位置と外観から、世間では「ハロ型スピーカー」と呼ぶ方も多いようですが、私の友人は「AIBOの頭だけ」と申しておりまして、メーカー的なつながりとしても、そっちの方がただしい。

 AIBO復活! 頭だけ!

 私がコピーライターだったら、そんなキャッチを付けたいところで、ぜひともその方向での発展を祈念したい。が、いずれにせよBSPという、牛の病気やペット・ショップ・ボーイズと空目しそうな形式名より、もっと言いやすいペットネームが期待されているはずです。後述しますが、そこは対話型の機械としては重要なところです。

 価格はソニーストアで4万910円。このサイズのBluetoothスピーカーとしては高い。でも、そこは、人の言葉を解して踊るスピーカーという付加価値においてみなさんご理解を、ということでしょう。

 で、最初に「OK スピーカー!」と呼びかけます。これで音声認識システムが起動します。

大きさは直径およそ100mm。筐体の真ん中にディスプレーがあるところは、みなさんが忘れそうでなかなか忘れられないWi-Fi端末「chumby」も思い起こさせます。ディスプレーはモノクロ1.6型で128×100ドット。漢字やカナも表示します

Android 4.4以上の端末に、「ボイスコントロール」「Smart Bluetooth Speaker」をインストールして使います。BSP60との接続はBluetooth 3.0。iOS端末では、Bluetoothデバイスとしてペアリングはできても、音声の再生はできませんでした

(次ページでは、「BSP60の音声認識力は高い」)

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