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VMware/Hyper-V仮想化やSQL Serverなどの環境での運用性も向上

ベリタス「NetBackup 7.7」、クラウドバックアップが高速化

2015年07月08日 14時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ベリタス(シマンテックから分社予定)は7月9日より、エンタープライズ向けバックアップソリューションの最新版「Veritas NetBackup 7.7」の販売を開始する。「Amazon S3」などのクラウドストレージサービスへのバックアップパフォーマンスが約30倍向上しているほか、「Microsoft Hyper-V」「SQL Srver」向けの新しいインテリジェントポリシーも追加されている。

シマンテックとベリタス(Veritas Technologies Corporation)は2014年10月に分社を発表した

 今回のNetBackup最新版ではまず、Amazon Web Services(AWS)、Google、Hitachi Data Systems(HDS)、Verizon、Cloudianなどが提供するクラウドストレージサービスへのバックアップパフォーマンスと相互運用性が大幅に強化された。たとえば、Amazon S3向けの新しいクラウドコネクタでは、マルチストリームなどの技術を活用してネットワーク帯域幅を十分に活用することで、約30倍のパフォーマンス向上を実現するという。

 また、ポリシーベースの自動バックアップ機能「Auto Image Replication(AIR)」もクラウドサービスと統合されるため、企業ではクラウド環境にカタログとバックアップデータを効率的に複製しつつ、重複排除された状態のバックアップを効率的に維持できる。

 Hyper-VおよびSQL Server向けには新しいインテリジェントポリシーが追加され、新規に作成された仮想マシンやデータベースが自動的にNetBackupの保護下に置かれるようになる。そのほか、Hyper-V/VMware vSphere向けのプラグインにより、仮想化環境の管理者がセルフサービスでバックアップ/リカバリを実行できるセルフサービス機能も提供される。

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