Thunderbolt 2/RAID対応の超大容量外付HDD&SSDをレビュー
超速外付けSSDの実力を見よ! 360度VR動画編集も思いのまま
2015年06月30日 11時00分更新
RAID対応で20TB!? 実測1050MB/sの超弩級の外付けHDD
前ページで試用した外付けSSD「LCS-LBF010TB2G」が小型軽量の“スピードスター”だとすれば、ここで紹介するRAID対応外付けHDD「LCH-5BF200TB2G」は、速さと容量を兼ね備えた“モンスターマシン”と言えるかもしれない。
LCH-5BF2Gシリーズ「LCH-5BF200TB2G」は、Thunderbolt 2に対応した外付けHDD。データ転送速度は、実測値で1050MB/sを誇る。
やや大きめの筐体(幅73×奥行き196×高さ220mm、重量約4.7kg)には理由が。シンプルな外観の筐体内に、3.5インチサイズ・一基4TBのHDDを5基も搭載しているからだ。その容量たるや20TB。用途に合わせて「RAID 0/1/5/6/10」、そして「JBOD」モードのいずれかで運用できる(出荷時はRAID 5に設定されている)。
高速Thunderbolt 2端子を2ポート搭載。Macと接続し、さらにほかのThunderboltデバイスをデイジーチェーン接続することができる。
放熱性の高い筐体には静音ファンを搭載。駆動音は静粛で、ややHDDの動作音が漏れ聞こえる程度だ。こちらもThunderboltケーブルが同梱されているうえ、HDDもHFS+フォーマットされているので、購入後すぐにMacに接続して利用できる。
大容量かつ高速なドライブが必須な映像編集に携わる人にとっては、まさに理想の外付けストレージと言えるだろう。価格は公式ショップで31万1040円となっている。
このLCH-5BF200TB2Gもまた、高速で大容量のデータを扱う4K動画の編集などに適した外付けドライブといえるだろう。
「USBも対応してほしい!」という人はこちら
Thunderbolt 2はもちろん速くていいんだけど、Macと混在して使っているWindows PCでも使えればありがたい、つまり「USBにも対応してほしい!」という人も少なくないはず。そんな人にオススメなのが、外付けHDD「LCH-2BF080TB2UG」、そして「LCH-D2F2UGシリーズ」だ。
「LCH-2BF080TB2UG」と「LCH-D2F2UGシリーズ」は、インターフェイスとしてThunderbolt 2とともにUSB 3.0も採用し、接続するPCを選ばない汎用性の高い仕様となっている。なおThunderbolt 2端子は2ポート搭載し、デイジーチェーン接続も可能。
LCH-2BF2UGシリーズの「LCH-2BF080TB2UG」は、4TBの3.5インチHDDを2基搭載する製品。内蔵HDDは使用する環境に合わせ、RAID 0/1、JBODの各構成で運用できる。RAIDの設定は本体に搭載されているRAID設定ボタンで設定できるのでカンタン。Thunderbolt 2接続時のデータ転送速度は実測で420MB/sとなっている。
「LCH-D2F2UG」シリーズは、内蔵HDDドライブの容量が3/4/6TBと3モデルラインナップされている。3TBモデルが「LCH-D2F030TB2UG」、4TBモデルが「LCH-D2F040TB2UG」、6TBモデルが「LCH-D2F060TB2UG」。いずれも放熱性に優れたアルミ材を筐体に採用し、しかもファンレス化が図られているため、静音性は高い。Thunderbolt接続時には実測で220MB/sを叩き出す(6TBモデルにて計測)。
高速なThunderbolt 2の恩恵に加え、USB 3.0の汎用性の高さまで享受したいという欲張りな人にとっては狙い目となる外付けHDD製品群だ。こちらもチェック!