Thunderbolt 2/RAID対応の超大容量外付HDD&SSDをレビュー
超速外付けSSDの実力を見よ! 360度VR動画編集も思いのまま
2015年06月30日 11時00分更新
実測1375MB/sを誇る外付けSSDの実力を確認
Macの高速インターフェイスといえば2011年からApple製品への搭載が始まった「Thunderbolt」だ。2013年以降は、より高速になった「Thunderbolt 2」への対応が進んでいる。先日登場した新MacBook Pro Retinaにも、Thunderbolt端子が2ポート搭載されている。
Thunderbolt 2の特徴は、なんといっても最大20Gbpsというデータ転送速度だ。
ということで今回は、このThunderbolt 2の高速なデータ転送速度を最大限に活かした、LaCie製のRAID対応外付けSSD「LCS-LBF2Gシリーズ」と、同じくRAID対応の大容量外付けHDD「LCH-5BF2Gシリーズ」「LCH-2BF2UGシリーズ」、そしてスタンダードな外付けHDD「LCH-D2F2UGシリーズ」を紹介しよう。
そして、Oculus Riftなどで昨今話題の360度VR映像の編集に勤しむライター・広田稔氏に協力を仰ぎ、実測1375MB/sを誇る外付けSSDの実力を試してみた。
圧倒的な超高速転送速度に驚愕する
LCS-LBF2Gシリーズ「LCS-LBF010TB2G」
LCS-LBF2Gシリーズ「LCS-LBF010TB2G」は、Thunderbolt 2をインターフェイスに採用した外付けSSDだ。データ転送速度は、実測値で「1375MB/s」と、まさに驚愕の速度を誇る。ビットレートが高い4K映像を編集する現場などでも、ストレスレスな作業が可能となる。
コンパクトな本体内部には、2.5インチサイズのSSD(512GB)が2基内蔵されている。使い方に合わせて「FASTモード(RAID 0)」または「SAFEモード(RAID 1)」から選んで運用できるうえ、「JBODモード」で1TBの大容量ドライブとして運用することもできる。
そもそもがSSDなので動作音とは無縁だが、外付けになってもアルミ製の筐体と高効率冷却ファンの組み合わせによって静粛性は保たれている。大容量のデータをやりとりしているとは思えないほどの静かさだ。
インターフェイスとしてはThunderbolt 2端子を2ポート搭載。デイジーチェーンによって複数のThunderboltデバイスを接続可能なうえ、DisplayPort 1.2搭載デバイスを接続することもできる。また、Thunderboltケーブルが同梱されているので初期コストを押さえられる。
なお、出荷時にはSSDがHFS+でフォーマットされているので、パッケージを開けて電源と付属のThunderboltケーブルをMacにつなげばすぐ使用開始できるというわけだ。
筐体サイズは幅40×奥行き140×高さ85mm、重量は約620g。持ち歩くのも苦にならないサイズ感といえるだろう。