日立製作所は、日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」の新モデルとしてタワー型の2ソケットサーバー「HA8000/TS20」の新製品を5月29日から販売開始する。
HA8000/TS20では、インテル Xeonプロセッサー E5-2600 v3製品ファミリーを搭載。最大24コア搭載可能とすることで、性能を従来比約1.5倍に向上した。また、DDR4メモリの採用でメモリ容量を従来比1.3倍の512GBに拡大することにより、高速なデータ処理を実現。ストレージに関しては最大1.8TBの2.5型SAS対応HDDを最大24台搭載可能とし、容量を従来比約2.3倍となる最大43.2TBとするなどの拡充を行なった。図書館や病院などの設置に適した40dB以下の静音性を実現したモデルも提供する。最小構成価格は42万円(税抜)~。
また、最長10年まで保守対応する「長期保守対応モデル」、「おまかせ安心長期保守モデルII」の対象サーバーに、タワー型サーバー「HA8000/TS20」、「HA8000/TS10」とラックマウントサーバー「HA8000/RS110」を新たに追加。タワー型サーバーでは導入後5年目、ラックマウントサーバーでは6年目の定期部品交換により、最長10年のシステム安定稼働が可能になり、システム更新頻度の低減などを図ることができるという。タワー型サーバーでの10年保守対応は同社初となる。さらに、ハードウェアに関する保守サービスや問い合わせ対応、簡易定期点検などをセットにしたおまかせ安心長期保守モデルIIにおいて、サービス期間を6年から10年まで、1年単位で選択可能になった。