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4K NEXT支える、ノウハウの蓄積

8K時代を先取りできる新AQUOS「LC-80XU30」

2015年06月03日 11時00分更新

文● 編集部、折原一也 写真●曾根田元

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 “AQUOS 4K NEXT”の新ブランドを掲げて、シャープが5月21日に発表した「LC-80XU30」は、“AQUOS史上最高画質”をうたう意欲作だ。4原色技術を利用した4Kパネルに、独自の超解像技術やクアトロン・プロで培った“超解像 分割駆動エンジン”の原理を組み合わせることで、8K相当(7680×4320ピクセル)の画質を実現できるというもの。

 その登場は、昨年11月に発売された「AQUOS XL20」ライン関連記事)の取材時にも予感できたものだったが、その登場の予想を上回る早さにも驚かされる。

 LC-80XU30は、いわば4K版のクアトロン・プロという存在。しかしAQUOS 4K NEXTという新ブランドではクアトロンの文字を敢えて取り去り、“4Kの次”を目指すというシャープの思いがこめられている。

 クアトロン・プロは、いうならば手ごろな“フルハイビジョン”テレビのパネルを使い、4Kの画質に限りなく近づくことがコンセプトだった。これに対してAQUOS 4K NEXTはハイエンドに君臨する4Kテレビを凌駕して、まだ見ぬ8Kの世界に脚を踏み込んでいくというのがコンセプトとなる。

 シャープは昨年10月のCEATECで、NHK放送技術研究所と共同開発している85型の8Kテレビの試作機を展示。来るべき8K放送時代に対してもっとも積極的なメーカーと言える。8K放送は2018年の試験放送開始を目指しており、東京五輪が開催される2020年には本格化するとされている。

 LC-80XU30は、そんな未来を見据えたシャープの技術。そして4原色技術や超解像・分割駆動をはじめとした、シャープが長年培い、他社が追従できないオンリーワン技術の融合がなければ誕生できなかった製品だ。

 そんな夢にあふれた存在LC-80UX30の魅力はどこにあるのか? オーディオ・ビジュアルライターの折原一也氏とともに見ていこう。

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