ファミリーマートの「俺のシリーズ」をご存じだろうか。普段目にしているコンビニスイーツや飲み物、食べ物のボリュームを大きくし、“俺が”満足できるものに仕上げた商品シリーズだ。
本当に満足できるのか、試してみないとわからないじゃないか。ということで、ファミリーマートをハシゴして探し当てた6商品を実際に食べてみた。
外も中も黒い! そして美味い!
「俺の どら焼き」
最初にいただくのは「俺の どら焼き」。黒ゴマを入れた餅を黒ゴマあんでつつみ、竹炭を練りこんで黒くした生地をサンドした、真っ黒な商品だ。
食べた瞬間、「あれ? ふつーのどら焼きじゃん」と思うが、噛んでいくごとにこれでもか、とゴマの風味が広がっていく。中の餅も柔らかく、食べやすい。あんも甘すぎずで、見た目のインパクトと違って、まとまりのある美味しさ。
1人じゃ食べきれないボリューム
「俺の 大きなダブルロールケーキコーヒー」
つづいていただくのは「俺の 大きなダブルロールケーキコーヒー」。プレーンとチョココーヒーの2層生地に、コーヒークリームを巻き込んだもの。
食べた印象としてはとにかく甘い。コーヒークリームはバタークリームそっくりで、ひと口ごとに胃に溜まっていく感じを覚える。甘いものが苦手なオカモト、ニシマキはちょっと食べてギブアップ。甘いもの好きなスエオカも「これは1人じゃ食えない」と漏らすほど重かった。
コーヒーなのか? コーヒー牛乳じゃないのか?
「俺の コーヒー」
甘いものがつづいたので、お口直しに選んだのは「俺の コーヒー」だ。容量が370gとこれも大きめ。
味はとても薄いコーヒーという印象。ミルクの味はあるので、コーヒーというよりコーヒー牛乳に近いかもしれない。普段コーヒーが飲めない、という人に挑戦してみてほしい飲み物だった。
甘いもの好きにヒット!
「俺の フルーツオレ」
なんとなくお口直しには足りないと感じたジャンク部は、再度飲み物に挑戦。「俺の フルーツオレ」をチョイスした。
飲んでみたところ、「甘い!」「さっぱりしてる!」「プリンを溶かしたような味」と味の感想がかなり異なった。甘いもの好きにヒットする飲み物と言えるだろう。
甘さ控えめながらボリューム感あり
「俺の ワッフルケーキ(ビターチョコ)」
喉を潤した後に挑んだのは「俺の ワッフルケーキ(ビターチョコ)」。ブラックココアスポンジとブラックココアワッフルに、ビターなチョコクリームとチョコチップをサンド、という説明だけで甘さが伝わりそうな商品だ。
味は説明の割に甘くはなく、生地はさっぱりしている。クリームは甘く、多少の脂っぽさがある。味が薄いと感じたり、物足りないと思う人はいるだろう。ちなみにボリュームは十分だ。
どんぶりを独り占め!
「俺の 丼プリン」
最後はネーミングでサイズ感がわかる「俺の 丼プリン」を試食。養鶏家の自家農場で採れたデザートに適した卵を使用したプリンの下に、ほろ苦いカラメルソースを合わせたという、こだわりが見える商品だ。
食べてみると、プリン自体にそこまで甘さは感じられないが、とにかくカラメルが甘い。おかげてほかのプリンと比べても甘く感じる。また、食感はゼリーのよう、という感想もあった。
俺のシリーズは男の料理
シリーズを通して言えるのは、全体的に大味で、「それっぽい何か」であると言える。何を言っているんだお前は、と言われそうだが、プリンはプリンっぽい何かであり、コーヒーはコーヒーっぽい何かである、ということだ。
「俺の」と付いていることから、おそらく男の料理を意識したのだろう。だから大味なんだと言われればそんな気になれる。ともかく、甘いものが好きならぜひ試してほしいシリーズだ。
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