今回紹介するのは、日立マクセルのカナル型イヤフォン「MXH-DBA700」。実売価格は4000円前後で、イヤフォン全体で見れば激安という部類の製品ではない。
しかし、この製品はBA(バランスド・アーマチュア)型と直径8mmのダイナミック型のドライバーを内蔵しており、デュアルドライバー構成の製品としてはコストパフォーマンスが高いと言える。
BA型は高音域用、ダイナミック型は中・低音域用で、BA型はダイナミック型より耳に近い場所に配置され、繊細な高音をダイレクトに伝えられるという。
一方のダイナミック型ドライバーは、斜めに配置することで直進性の強い高音を抑えつつ、迫力のある中低音を再現できる。
通常の磁石の約10倍の磁力を持つネオジウムマグネットを採用し、高音質化を実現するほか、ハウジングにはアルミニウム素材を採用し、不要な共振を低減する。
再生周波数帯域は20~20000Hzなのでハイレゾ対応の定義からは外れるが、4000円のデュアルドライバーイヤフォンの実力は気になるので、今回ピックアップした。
編集部員によるクロスレビュー
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