IHI、神戸大学、ネオ・モルガン研究所は2月6日、鹿児島市内にバイオ燃料用藻類の屋外大規模培養試験設備を建設、2015年度中に運用を開始すると発表した。
IHIなどは2012年度より、バイオ燃料の生産に向いている増殖性に優れた微細藻類「ボツリオコッカス株」の安定培養の技術開発を進めてきていた。今回新たに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」として、鹿児島県鹿児島市七ツ島に国内最大級となる1500m2の培養池を持つ屋外大規模培養試験設備を設置した。
完成は2015年3月、2015年度中の運用を予定し、課題抽出とともに安定的な相対量産技術の確立を進め、燃料製造コスト低減に向けた改良を進めるとしている。