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「藻から石油」に向けてまた一歩

IHIなど、藻類バイオ燃料の大規模培養施設を建設

2015年02月06日 15時48分更新

文● 行正和義

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建設中の培養設備の様子(右上/下)

 IHI、神戸大学、ネオ・モルガン研究所は2月6日、鹿児島市内にバイオ燃料用藻類の屋外大規模培養試験設備を建設、2015年度中に運用を開始すると発表した。

 IHIなどは2012年度より、バイオ燃料の生産に向いている増殖性に優れた微細藻類「ボツリオコッカス株」の安定培養の技術開発を進めてきていた。今回新たに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」として、鹿児島県鹿児島市七ツ島に国内最大級となる1500m2の培養池を持つ屋外大規模培養試験設備を設置した。

これまで100m2規模での屋外安定培養に成功している

 完成は2015年3月、2015年度中の運用を予定し、課題抽出とともに安定的な相対量産技術の確立を進め、燃料製造コスト低減に向けた改良を進めるとしている。

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