ボーイング747(ジャンボジェット)をベースにした日本航空(以下JAL)の訓練施設で、キャビンアテンダント(以下CA)が訓練を受ける姿を以前記事でお伝えした。
しかし747は引退し、JALの主力は777や787に変わった今、よりリアルな状況で訓練できるように、JALが訓練施設そのものをリニューアルしたという。そこで、昨年完成したばかりの新訓練施設に突撃し、新設された設備を取材してきた。
2014年4月から訓練用のつなぎ服のデザインもリニューアルされ、ちょっと制服っぽくなったのもポイントだ。むしろコッチが本命かも?
リアルさを演出するAVシステムと
スモーク搭載の新施設
旧施設は巨大工場のようで、エアコンもなく照明も暗い場所に機体の一部を切り出したモックアップを使っていた。他の職場からするとかなり大変な環境で、見た目はジャンボの格納庫と変わらない。そんな施設で新人訓練生から、ベテランCAが1年ごとに受ける定期検査が行なわれていた。
新施設は、ボーイング787/777がベースになっているので、ジャンボのように2階建てではなく見た目もコンパクト。ただキャビンサービス訓練用と違い、ドアと緊急脱出用のシューターを備えているので、ピルの1、2階をブチ抜いた施設になっている。
→次のページヘ続く (新施設はハイテク満載!)