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業界人の《ことば》から 第90回

本拠地の関西圏以外でも好調な滑り出し

mineoは翌日までに3000件もの申し込み──藤野隆雄社長

2014年05月19日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

 「既存メガキャリアや、データ通信主体の既存MVNOとは異なる『LCMC(Low Cost Mobile Carrier』という新たなカテゴリーを形成する」(ケイ・オプティコムの藤野隆雄社長)

キャリアの通信料金は高止まり、MVNO事業者ももうひとつ足りない

 ケイ・オプティコムが、低価格スマートフォンサービス「mineo(マイネオ)」を、2014年6月3日からスタートすると発表した。

低価格で高速が売りだ

 同社では、5月13日午後2時30分から、先着1000人を対象に、月額基本料金を最大24ヵ月分無料にする「先行予約キャンペーン」を実施したが、翌日朝には申し込みが1000人を突破。24時間経たずにキャンペーンは終了した。キャンペーン終了後も申し込みが相次ぎ、同日午後5時には、SIMおよび端末をあわせ3000件以上の申し込みとなった。

 mineoは、my(私の)、mine(私のもの)、neo(新しい)を組み合わせた造語で、高速LTE、音声通話、スマートフォンをセットにして、月額3590円で提供するサービス。先行予約キャンペーンでは、これが2610円で利用できるようになる。

 さらに、mineoでは、必要なサービスだけを組み合わせて利用するといった契約も可能であり、利用者にあわせた柔軟な契約もできる。

 ケイ・オプティコムの藤野隆雄社長は、「現在、モバイル通信サービスは、大手携帯電話事業者によるサービスが中心となっており、通信料金は高止まりしている。家庭における固定電話通信料は減少しているが、移動通信電話料が増加。世帯に占める通信料は年々増加し、家計全体を圧迫している。日本は、世界的に見ても携帯電話の利用料が高く、携帯電話利用者から料金の低廉化が求められている」とした。

他社MVNOサービスとの比較

 一方で「しかし、MVNOによる通信料の低下がみられているものの、利用者が使いやすく、安心して選んでもらえるサービスは少ない。MVNOによる契約数は、移動系通信契約全体の1割以下に留まっている状況だ。当社は、これまで低価格で高品質な固定通信環境を提供することにより、近畿地方の通信の変革をリードしてきた。これまでの強みを生かしながら、スマートフォンに踏み出し、本格的にモバイルサービスを提供する。固定通信市場をリードした当社が、携帯電話市場でも安心で、利便性が高く、かつ低価格な市場を実現する。mineoにより、モバイル市場に既存メガキャリア、データ通信主体の既存MVNOとは異なる『LCMC(Low Cost Mobile Carrier』という新たなカテゴリーを形成する」と意気込む。

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