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業界人の《ことば》から 第82回

社員の2割がBYODを活用、残業時間が16%減ったシトリックス

2014年03月26日 09時00分更新

文● 大河原克行

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モバイル端末を利用することで、残業時間が16%減少

 そして、キング社長は、Mobile Workspaceは同社自らが実践しているとも語る。

 2月に関東地域を襲った大雪で、山梨県在住の社員が出社できなくなった例をあげながら、「この社員は、自宅から仕事することができ、生産性をまったく無駄にすることはなかった」などと述べた。

 同社では、約20%の社員が私物のデバイスを利用するBYODを採用。Mobile Workspaceの実現によって、残業時間は前年比16%削減。こうした取り組みは、一般社団法人日本テレワーク協会が実施するテレワーク推進賞において、奨励賞を受賞することにもつながっている。

 「2014年度は、午年。スピード感を持って事業を進めたい。Mobile Workspaceを実現するWork Better、社会的責任を担うLive Betterに加え、よりすばらしいカスタマーエクスペリエンスの実現、顧客にとってナンバーワンのパートナーになることを目指す。この4つが2014年度のシトリックス・システムズ・ジャパンの基本戦略になる」と、キング社長。

 日本では2万8000社のユーザーを持ち、仮想クライアントコンピュータではトップシェアを獲得。ネットワーキング分野では、80%以上の成長を遂げている。2014年度も日本における成長戦略を描いている。

2014年3月26日:掲載当初、タイトルに誤りがございました。訂正し、お詫びいたします。

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