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業界人の《ことば》から 第82回

社員の2割がBYODを活用、残業時間が16%減ったシトリックス

2014年03月26日 09時00分更新

文● 大河原克行

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モバイルデバイスをエンタープライズアプリケーションでも

 調査によると、2014年における企業のIT投資における優先順位は、1位がビジネスインテリジェンスとアナリティクスとなっているが、2位にはモバイルが入っている。

モバイル=BYODの導入は2位となっている

 そして、昨今、業界内で注目を集めているのが、エンタープライズアプリケーションのモバイル利用だ。現時点では、エンタープライズアプリケーションのモバイル化は緒についたばかり。だが、今後5年の間にモバイル化が一気に進むと予測されている。

 エンタープライズアプリケーションのモバイル化の進展によって、仕事の仕方が変わるのは明らかだ。モバイル環境ですべての業務プロセスが行えるようになることで、場所や時間を選ばない働き方や、新たな雇用の仕方も生まれることになるからだ。業務のモバイル化によって、業務環境が再設計され、業務フローが最適化するというわけだ。

 こうした潮流のなかで、シトリックス・システムズが目指す「Mobile Workspace」とは、モバイルデバイスそのものを活用することを指すのではなく、働き方そのものを変えることを指すという。

モバイルで働き方を変える

 ここでは、BYODへの対応のほか、セキュリティ、モバイルデバイス管理、モバイルデバイスからのデータアクセス、コラボレーションの方法、ワークシフトなど様々な要素が絡み合うことになる。

 シトリックス・システムズ・ジャパン 事業開発本部の伊藤利昭本部長は、「Xen App、Xen Desktop、Net Scaler、Xen Mobileをひとつのスイートして活用してもらえるように統合を進めてきた。これによって、他社にはない、働き方そのものを変える提案が可能になる。シトリックスは、Mobile Workspaceを、エンド・トゥ・エンドで、シームレスに提供することができる企業であり、トータル提案によって、お客様に価値を提供することができる。すでに幅広い製品ポートフォリオを持っており、この分野において、明確なリーダーシップを確立できる」と自信を見せる。

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