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LEDを超える次世代の灯りが一気に普及しそう

有機EL照明パネルが各社で量産

2014年03月19日 18時51分更新

文● 行正和義

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コニカミノルタ有機EL照明・LED照明

 コニカミノルタは3月18日、樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルの量産工場を建設することを発表した。また、三菱化学/パイオニアは3月19日、世界初の発光面塗布プロセス有機ELパネルの量産出荷を開始した。

コニカミノルタ甲府サイト

 コニカミノルタのフレキシブル有機EL向上は山梨県中央市コニカミノルタ甲府サイト内に2014年夏に着工、2014年秋より量産を開始する。同社のフレキシブル有機ELパネルは柔軟な樹脂基板を用いることで、 自在(10mm半径)に曲げることができるのが特長。パネルは150×60mm(5g)の白色タイプと50×30mm(0.6g)の調色タイプの2種類。工場では100万枚/月の生産を予定している。

三菱化学/パイオニアの発光層塗布型有機EL照明モジュール

 三菱化学/パイオニアの有機EL照明は、発光層を従来の蒸着方式ではなく塗布プロセスで製造している量産製品としては初の製品。従来型の有機EL照明パネルよりも安価に製造できるのを特長とする。サイズは92.4☓92.4mmで重量は42g(発光回路一体型)。昨年9月からサンプル出荷を行ってきたが、3月より量産出荷を開始した。

 有機ELは面発光による柔からな光源と、LEDに比べても低消費電力、厚みも薄く重量も軽いなどさまざまな場所に設置しやすい次世代の照明として期待が持たれている。

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