【続報！】
ASCII.jpに「もっと良い考え方がある」との有力情報が寄せられた。果たして、その方法とは？
「新消費税率8％をもっと簡単に計算する方法が！」
昨年11月に国税庁が発表した通り、本年平成26年の4月1日より消費税率が8％に変わる。平成27年の10月にはさらに2％増えて10％になることが分かっていることもあり、商品の価格を「外税表記」に統一する企業も多いようだ。
そこで問題になってくるのが「小売店で物を買うときの消費税の計算」だ。現在は5％なので「1/10にした上で半分にする」という超お手軽な計算が通用する。「1万円なら500円だな」「2400円なら120円だな」「3800円、えーっと200円弱だな」と暗算でも消費税がどれくらいかすぐに分かる。
しかし8％となると面倒くさい。簡単な暗算方法はないものだろうか？ 色々試してみた。
その1「1％にして8をかける」
1％にして8をかける
まずは1/100の1％にしてから8をかけるという方法。
1万円なら10000÷100×8＝800円
2400円なら2400÷100×8＝192円
3800円なら3800÷100×8＝……
だめだ、結構面倒くさい。
その2「10％にした上で2％引く」
10％にした上で2％引く
「10％」なら1/10にするだけ、「2％」なら2倍の1/100なので求めやすい。10％マイナス2％は8％だ。
10％を求めるには0.1をかければいいが、この際なので、1.1をかけて一度に合計値を求めてしまおう！ 110％マイナス2％のかたちにするのだ。
1万円なら(10000×1.1)-(10000×0.02)＝10800円
2400円なら(2400×1.1)-(2400×0.02)＝……
うーん。やっぱりちょっと手間だ。
その3「2を3回かけ、1％にする」
2を3回かけ、1％にする
8％とは何か、今一度考えてみる。つまり、1/100の8倍だ。1/100は簡単なのだ。面倒なのは8だ。8を分解し、2の3乗と考えてみてはどうだろう？ 「一度に8をかけるのは面倒だから、3度倍にしてみよう」という寸法だ。その上で1/100にするのだ。
1万円なら10000×2×2×2＝80000 → 80000÷100＝800円
2400円なら2400×2×2×2＝19200 → 19200÷100＝192円
3800円なら3800×2×2×2＝……
なんだか惜しい感じがする。逆にするとどうだろう？
その4「1％にし、2を3回かける」
1％にし、2を3回かける
その3の逆パターン。先に1/100にして、2を3回かける方式だ。
1万円なら10000÷100＝100 → 10×2×2×2＝800円
2400円なら2400÷100＝24 → 24×2×2×2＝192円
3800円なら3800÷100＝38 → 38×2×2×2＝304円
0が少なくなってすっきりした分、少し計算しやすい気がする。でもやっぱり面倒くさい。
その5「スマートフォンを使う」
スマートフォンに「電卓」なるアプリがプリインストールされていたので、これを使ってみる。「10000×1.08＝10800」「2400×1.08＝2592」「3800×1.08＝4104」 おっ！ これはすごいぞ！ これなら間違うこともないし、すぐに消費税を加算した金額が出てくるため、合計値が一瞬で分かる。
反対に、内税表記の価格から本体価格を求めたい場合も、「10800÷1.08＝10000」「2592÷1.08＝2400」「4104÷1.08＝3800」と一瞬で分かる！ 素晴らしい。
大体でいいなら「10％−2％」をアバウトにやる
「X÷10÷2」的なお手軽暗算式は思い付かなかった。電卓を使えばそれは楽だろうが、一々取り出すのは手間だ。色々試してみた結果、スーパーマーケットでの買い物時などのアバウトな計算なら、「『10％にした上で2％引く』をアバウトにやる」というのがいいかもしれない。
厳密に2％を求めるのは、例えば698円のような数字の場合少し面倒。しかし「大体2％」なら
大体700円だから2％は大体14円→大体70円-大体14円→大体56円
↓
本来は698円なので大体56円弱
厳密に求めたければ電卓を使う、大体でいいなら「大体10％−大体2％」をしてみる、というのはどうだろう？ もし「これなら暗算も簡単だし、間違いも少ないよ！」という魔法の式や数字を知っている読者がいればSNSなどにコメントしてほしい。
