最新端末を丸裸！　スマートフォン定点観測 第65回

「isai」「DIGNO M」「Nexus 5」はコスパ良しの5型スマホ!?

トータルコストでは
イー・モバイルのNexus 5は激安

　最後に料金比較。MNPも含めてトータルコストを出している。端末価格は各キャリアのオンラインストアを参考にしており、主要な割引を適用している。最後に2年間のトータルコストを算出した。

	au「isai」	au「DIGNO M」	イー・モバイル「Nexus 5」
新規契約 （一括／実質）	6万8040円 ／1万5120円	5万7960円 ／2万160円	3万9800円 ／－520円
スマホから機種変 （一括／実質）	6万8040円 ／1万80円	5万7960円 ／2万160円	3万9800円 ／－520円
ガラケーから機種変 （一括／実質）	6万8040円 ／1万80円	5万7960円 ／2万160円	3万9800円 ／－520円
MNP （一括／実質）	5万2920円 ／0円	4万2210円 ／4410円	2万4800円 ／－1万5520円
ISP	LTE NET	LTE NET	EMベーシックパック-S
	315円	315円	315円
基本使用料	LTEプラン	LTEプラン	4G-Sプラン
	980円	980円	0円
通話料	21円／30秒	21円／30秒	21円／30秒
パケット定額	LTEフラット	LTEフラット	データ定額3-S
	5985円	5985円	3880円
主なキャンペーン	auにかえる割	auにかえる割	特に無し
	－2万3520円	－2万3520円	―
2年間トータルコスト	15万1200円（MNP）～	15万5610円（MNP）～	8万5160円（MNP）～

　コストではイー・モバイルのNexus 5が圧勝した。端末を一括で購入すれば、通常5万400円の価格が新規では3万9800円、MNPなら2万4800円に。「月額割引-S」による割引が適用されると、端末の実質価格は0円を通り越してマイナスとなっている。

　しかも2年契約を前提とした各種プランを適用すると、月額料金は3880円になるので、2年間使っても8万円台。ただしデータ量の上限は5GBまでとやや少なくなっている。

　auの2機種も、MNPからであれば実質の端末価格は0円／4410円と、毎月割の効果は絶大。MNPなら月額基本料が2年間0円になる「auにかえる割」もあるので、トータルで15万円台だ。しかし、Nexus 5が非常に安いだけに差が目立ってしまった。

　もっとも、22歳以下でMNPなら、さらにパケット定額も最大3年間1050円割り引かれる「U22 auにかえる割」や、タブレットとセットでの割引も魅力的。これらの点も購入時は考慮したい。

両極端な結果だがNexus 5がまず1勝

　Nexus 5は日本向け機能が無く、スペックで比べると見劣りするが、料金比較では圧勝と両極端な結果となった。しかし、本サイトの読者の場合、日本向け機能にこだわらない人も多いと考えられ、その点からNexus 5を1勝とした。

　auの2機種は誰でも不満なく使えそう。Nexus 5と比べるとコストはかかるが、それ以外の他社と比べれば、これくらいは当たり前なのもまた確か。今後どんな成績になるかも注目したい。

　というわけで次回はスピードチェック。文字入力や通信速度から使い勝手を見ていく。

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