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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第65回

「isai」「DIGNO M」「Nexus 5」はコスパ良しの5型スマホ!?

2013年12月16日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 冬スマホのディスプレーサイズは5型が完全に主流になった。また、若干ながら5型オーバーのスマホも登場している。今回は5型クラスのスマホとして「isai」「DIGNO M」「Nexus 5」を使い比べてチェックしていく。

isai

DIGNO M

Nexus 5

3機種はどんな5型スマホ?

 今回取り上げるのは、auから2機種「isai LGL22」「DIGNO M KYL22」、そしてイー・モバイルの「Nexus 5 EM01L」だ。簡単にどんな機種か紹介していこう。

●au「isai LGL22」
KDDIとLGが共同で開発したスマホ。3機種で唯一5.2型と画面が5型よりもさらに大きめ。しかし狭額縁のデザインで、持ちやすさにもこだわり、日本向け機能もしっかり搭載。

●au「DIGNO M KYL22」
京セラの5インチスマホ。電源ボタンが後ろに配置され、しかも側面から背面にかけて強いカーブとなっており、ユニークな形状。京セラの独自機能「スマートソニックレシーバー」をはじめ、高齢者や初心者にうれしい機能も多い。

●イー・モバイル「Nexus 5 EM01L」
スペックは5インチとされているが、Googleのサイトではより細かく「4.95インチ」と掲載されている。最新のAndroid 4.4を搭載。薄く軽いのも特徴だ。今回のイー・モバイル版は料金にも注目である。

 まずは主要スペック、対応機能を確認してみよう。

3機種の主なスペック・機能

 前サイクルから、比較するスペック表の内容を一部変更している。まずは以下の表を見てほしい。

  au
「isai
LGL22」
au
「DIGNO M
KYL22」
イー・モバイル
「Nexus 5
EM01L」
メーカー LG 京セラ LG/Google
本体サイズ 約72×144×9.1mm 約69×138×9.9mm 約69×138×8.6mm
重量 約152g 約134g 約130g
画面サイズ 5.2型 5型 5型
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
OS Android 4.2.2 Android 4.2.2 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.26GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/2GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC(64GB) microSDXC(64GB) ×
下り最大通信速度 150Mbps
(4G LTE)
150Mbps
(4G LTE)
75Mbps
(4G-S LTE)※1
LTE対応周波数 2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
2.1GHz/1.7GHz
/900MHz※2
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大8台) ○(最大10台) ○(最大5台)
カメラ画素数 1320万画素CMOS
(裏面照射型)
1300万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 240万画素CMOS
(裏面照射型)
120万画素CMOS
(裏面照射型)
130万画素CMOS
防水/防塵 ○/× ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 6時間30分 6時間 ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa ×
赤外線通信 ×
NFC
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) △(SlimPort) ○(MHL) △(SlimPort)
Miracast
SIM形状 nanoSIM nanoSIM microSIM
バッテリー容量 2500mAh 2600mAh 2300mAh
Qi × ×
カラバリ アクア、ブルー、ホワイト、ブラック ホワイト、ブルー、ピンク ブラック、ホワイト

 3機種ともフルHDのディスプレー。Nexus 5は最新のOSを搭載している一方で、メモリが少々物足りず、内蔵メモリは16GB、外部メモリのスロットが無い。

 なお、Nexus 5はハードウェア的には下り最大150Mbpsのカテゴリー4に対応しているものの、イー・モバイル版で利用できるネットワークでは現時点では対応しておらず、予定にも入っていない(※1)。また、900MHz帯のプラチナバンドでのLTEはソフトバンクのスマホと同じく、来春からのスタートである(※2)。

 Nexus 5はテザリングも最大5台までしか接続できず(実利用上は十分だとは思うが)、防水やワンセグといった日本向け機能にも非対応。バッテリー容量も3機種では小さめ。また、microSDカードの追加にも対応していない。こうしたスペックでの比較では正直見劣りしてしまう。

 一方のauの2機種は、正直上級者向けのスマホというイメージは無いのだが、スペックは他の冬モデル同様に高く、しかも日本向け機能を網羅している。ただしフルセグにはどちらの機種も対応していない。

 より軽量で防塵対応という点で、DIGNO Mが個人的には魅力的だが、処理速度が少しでも上のほうがいい、というならisaiを選ぶ人も多そうだ。

 次ページでは外観をチェックしていこう。

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