PC操作の基本、キーボードとタッチパッドをレポートしよう
たわみの少ないキーボードは「dynabook KIRA V832」の大きな魅力
2013年08月09日 08時00分更新
たわみの少ないキーボードと広いタッチパッドが快適!
まずは、「dynabook KIRA V832」のキーボードのスペックから。キーピッチは1.9mmで、ストロークは1.5mmとなる。一般的なUltrabookのキーボードサイズといえる。右側の「¥」やBACKSPACE、エンターキーなどは多少幅が狭くなっているのも、ノートPCではよくあることだ。
他のUltrabook何台か比較として触ってみたが、ちょっと気になることがあった。普通のキーが、多少横長になっていることである。キーピッチは前述の通り1.9mmと一般的なサイズなのに比べて、縦が微妙に狭く、タイピングの感覚が変わってくるのだ。とはいえ、このあたりは慣れの問題。最初こそ注意が必要だが、1時間もあれば、指が勝手に覚えてくれた。
それよりも、キーボードのフレームと筐体が一体化しているフレームレスキーボードにより、たわみがほとんどないことのほうが重要だ。たわまないため、軽快なタイピングを約束してくれる。他の機種もたわみがそれほどあるわけではないのだが、長時間タイピングしていると、この少しのたわみのあるなしによって指の疲れがまったく違うことに気づくだろう。
先ほど、キーの縦が少し狭くなっているためにタイピングの感覚がちょっとズレると書いたが、そのぶん、パームレストおよびタッチパッドが広くなっていることに注目したい。パームレストが広いと、手首が安定し腕の疲れを軽減してくれるのだ。また、広いタッチパッドは、2560×1440ドットという高精細な液晶画面上でマウスポインタを細かく操作して的確な位置に移動させるのにとても便利。タッチパネル操作も快適だが、キーボードでタイピングしているときはやはりタッチパッドを使うので、操作のしやすさはとても大事だ。
しかも、このフレームレス構造により、「dynabook KIRA V832」のボディの堅牢性が高まっているので、安心して持ち歩ける。プレス加工されたマグネシウム合金を使った天板や底面と側面を一体化するバスタブ構造、内部のハニカムリブ構造などにより、耐加圧だけでなく、ねじれにも強くなっている。
もちろん本気でやって何かあったら、編集担当のKさんと共に、東芝さんにジャンピング土下座をしないといけなくなってしまう(笑)。それほど力を入れるわけにはいかないが、本体の両端を持ってぐっとひねっただけではびくともしない剛性感がある。鞄に入れて満員電車に乗っていたら回りからの圧力で壊れてしまったなどの悲劇は、まずないはずだ。
最後に、「dynabook KIRA V832」のバックライトキーボードについて触れておきたい。これは「光ってかっこいー!」というだけではなく、薄暗い場所でも正確なタイプができるという利点があるのだ。むしろ、そっちのほうが大きいのである。
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