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T教授の「戦略的衝動買い」 第253回

T教授が独断で選ぶ、USBモバイル充電池のベストはコレだ!

2013年07月24日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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筆者の独断と偏見でUSBモバイル充電池のベストを選んでみた

筆者の独断と偏見でUSBモバイル充電池のベストを選んでみた

 スマートフォンやタブレットなどのモバイル製品の重量のかなりの部分を占めるのがバッテリーだ。スマホも電話機の仲間なので常時待受は当たりまえ。そしてネットワーク常時接続が前提のクラウド系サービスも急激に増加し、従来ならPCの使命だったヘビーなアプリケーションも今ではスマホやタブレットに期待されてしまう。

いつのまにか20個を超えるUSBモバイル充電池を買い込んでしまった。容量的には1000mAh~10000mAh、内蔵リチウム充電池や単三電池使用のモノなど

いつのまにか20個を超えるUSBモバイル充電池を買い込んでしまった。容量的には1000mAh~10000mAh、内蔵リチウム充電池や単三電池使用のモノなど

 それらの期待に応えるべく超高速処理のCPU、大きな明るいディスプレーが至極当然の世界となり、日進月歩とはいかないバッテリーにとってはまさに苦難の時代がやってきた。

 限られた容量の内蔵電池だけでは持続時間に限度があり、多くのユーザーは純正の交換バッテリーやUSBケーブル接続で充電できるUSBモバイル充電池に自然と目が行ってしまう。

 モバイルPC華やかしき頃より、ノートPCよりはるかに重く大きな外部バッテリーや、キャスター付きバッテリー内蔵カバンなどを使って来た筆者は、スマホ用にも多くの外部充電池を買い求め、なんと気がつけばすでに23個にもなっていた。

 今回は、そんな多種多様なUSBモバイル充電池をサイズや使用目的などでいくつかのカテゴリーに分け、それらを独断と偏見で分析し、自分にとってのベスト・ワン商品を選んでみた。

USBバッテリー充電池選択のキモは
「ケーブルマネジメント」

 USBモバイル充電池に何を求めるかは人それぞれだ。容量やサイズ、重さ、ケーブル、価格など多くの選択基準とその組み合わせがあり、客観的な結論を出すのはなかなか難しいと思う。そこで筆者は、機動性と操作性、汎用性を主軸に基本性能の高い外部充電池を選んでみようと考えた。

 USBモバイル充電池の中にはスマホのケースと一体化した商品もあるが、今回の候補からは除外した。汎用性をウリにしているUSBモバイル充電池は、そのすべてがスマホやタブレットとUSBケーブルで接続することを大前提としている。

 そのため、出先やオン・ザ・ウェイ(移動中)のどこかで充電を開始しようとすれば必ずスマホとUSBモバイル充電池をケーブル接続する必要がある。これは、USBモバイル充電池を使うすべての人に共通に課せられた前提操作だ。

 純正品の必要十分に長いケーブルや、特殊な事情を想定した超短いケーブルまでいろいろなケーブルが存在するが、USBモバイル充電池と共にケーブルを持ち運ばないといけない条件はどんな場合でも同じ。

ケーブルマネジメントはイヤフォンケーブルの収納アイデアで先行している

ケーブルマネジメントはイヤフォンケーブルの収納アイデアで先行している

大小のケーブルクランプもケーブルマネジメントのツールの種類だ

大小のケーブルクランプもケーブルマネジメントのツールの種類だ

1600mAhと小容量だが、コレだけ役に立つ元祖USBモバイル充電池のひとつ

1600mAhと小容量だが、コレだけ役に立つ元祖USBモバイル充電池のひとつ

 必要不可欠なケーブルを持ち運ばなければ本来の目的を達成できないのはイヤフォンケーブルも同様だ。イヤフォンケーブルやマイクロフォンケーブル、エレキギターのシールドコードなどは、昔から“いかに小さくまとめるか”、“持ち運びやすく処理するか”、“移動時に忘れないか”、そして“素早く取り出せるか”などの「ケーブルマネジメント」が工夫されてきた商品だ。

バラエティに富んだスマホやタブレット、USBモバイル充電池に対応するために多くの長さの異なるケーブルや、マルチケーブル、変換アダプターが市場にはあふれている

バラエティに富んだスマホやタブレット、USBモバイル充電池に対応するために多くの長さの異なるケーブルや、マルチケーブル、変換アダプターが市場にはあふれている

 USBモバイル充電池の中にもケーブルマネジメントの発想を取り込んでいる商品もすでに多く発売されている。そしてUSBモバイル充電池側ではなく、いくつかの種類があるスマホ、タブレット側のコネクターにケーブル側で対応しようとする“マルチケーブル”も登場してきている。


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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