我々は国内にいながらインターネットを介して海外の情報をどこでもいつでも知ることができる。それはもはや普段意識することのないくらい当たり前になっているが、その恩恵はどのようにして授かっているのだろうか。KDDIは、そんな舞台の裏側を紹介すべく、日々縁の下で作業を続けている、国際ケーブル・シップ(KCS)の海底ケーブル敷設船「KDDI OCEAN LINK」の内部を見学できるプレスツアーを開催した。
「KDDI OCEAN LINK」は、海底ケーブルの敷設やメンテナンスを行なうケーブル敷設船。6月27日にシンガポールと千葉県・千倉を結ぶ通信容量約28Tbpsの海底ケーブル「SJC(South-east Asia Japan Cable」の運用が開始されたのが記憶に新しい。また、SJCは千葉県・千倉で米・ロサンゼルスまで接続されている海底ケーブル「Unity」を中継することで、アメリカまで最短ルートを結んでいる。
今回のプレスツアーでは、KDDI OCEAN LINKの役割である、海底ケーブルの敷設するに当たって船に搭載されている機器や、海底ケーブルの破損事例を実物を交えて見学できた。ここからはフォトレポートでお伝えしていこう。
お詫びと訂正:掲載当初、船名が「KDDI PACIFIC LINK」となっておりましたが正しくは「KDDI OCEAN LINK」です。該当部分を訂正するとともにお詫び申し上げます。(2013年7月22日)