開いた「ImmersiveShell」キーの下に、新しく「EdgeUI」というキーを作成する。通常はこのキーはないはずだが、万一あったらそのままそれを使う。
EdgeUIキーを作成したら、今度はそのキーの右側領域で、右クリックメニューから「新規作成」→「DWord値」を選択し、以下の2つのキーを作成する。
- DisableTLcorner
- DisableCharmsHint
このキーは、画面左上のサムネイル表示(DisableTLcorner)、画面右下、上のチャームバーの表示(DisableCharmsHint)に対応する。それぞれ、値として「1」を設定すると動作禁止。「0」を設定すると動作許可となる。また「名前」がない場合は、動作許可と同値である。設定を元に戻すには、値を削除してもいいいが、データに「0」を設定するほうがいいだろう。
レジストリエディタでの設定が終了したら、Windows 8を再起動する。チャームバーの動作はすぐに有効になるようだが、タスクのサムネイル表示は、有効にならない場合があるためだ。
すばやくOS再起動を行なうには
Windows 8に限らず、新しいOSを導入した直後には、再起動を行なうことが少なくない。特にレジストリを変更した後などは、念のためシステムを再起動しておくべきだろう。しかしWindows 8での「電源オフ」は、実はシステムのイメージを保存して再起動時に利用するものであるため、システム状態は変わらない。
再起動は「設定」チャームの電源ボタンアイコンからできるが、少し手順が多く面倒だ。そこで「Shutdown」コマンドを使えば、デスクトップ上などにショートカットを配置して、すぐに電源オフができる。
Shutdownコマンドは何パターンかがある。まず即座に再起動するShutdownコマンドは、以下のようになる。通常はコマンドプロンプトで入力するものだが、ショートカットも作れる。
- shutdown /r /t 0
再起動前に実行中のアプリケーションがあった場合、「再起動を中止するかどうか」を確認する表示が出る。アプリケーションの動作を無視して強制的に再起動したいなら、これに「/f」オプションを追加する。このほうが短時間で再起動が完了する。
- shutdown /r /f /t 0
Shutdownコマンドのために毎回コマンドプロンプトを開くのは面倒だ。そこで、デスクトップにコマンドを入力したショートカットを作っておくと楽だ。

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