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T教授の「戦略的衝動買い」 第196回

マトリョーシカ型Transformerスマホ「PadFone」を絶賛衝動買い

2012年06月14日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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角度調整も簡単にできる巻物タイプのケース

 PadFone StationとPadFone Stylus Headsetを同時に持ち歩くための専用ケース「PadFone Sleeve」も、フルセットには同梱されている。PadFone Stationの周囲を包む形状のケースだが、ペンを多用するビューイング姿勢や、キーボード入力がメインの入力姿勢などに合わせてPadFone Stationの角度を簡単に設定できる軽量な優れものだ。

PadFone Sleeveはよくあるタブレットの巻物系ケースだ

カバーの折りたたみ方でPadFone Stationの角度に変化をつけて、キー入力時にも、PadFone Stylus Headsetでの操作の時でもベストな設定を実現できる

PadFone StationにPadFone Station Dockを接続すると「AndroidモバイルPC」のでき上がりだ

PadFoneをPadFone Stationの背中にインテグレートして、PadFone Station Dockを拡張したモバイルPCスタイルだ。ヘビーなキーボード入力による原稿書きも可能なスタイル

 ASUSのタブレットで特徴的な商品は、昨年発売し、ギミック満載で大人気となった「Eee Pad Transformer」だ。Androidタブレットに拡張バッテリーや拡張コネクターの装備された専用キーボードを接続することでパソコンのようにタブレットを活用できる。

しかし、残念なのは総重量は1.5Kgに限りなく近いこと

見た感じは、昨年発表出荷され一世風靡したASUS EeePad Transformersだ

 今回のPadFone Stationにも同じ拡張機能が備わっており、PadFoneを内蔵したPadFone Stationに専用キーボードである「PadFone Station Dock」を接続することができる。PadFoneは、「スマートフォン」→「タブレット」→「AndroidのモバイルPC」の3つの活用形態をPadFoneをコアにして、自由にトランスフォームできる画期的なスマートフォンだと言える。

もっこり膨らんだところにPadFone本体が収納されている

PadFone Station Dockの左側面には充電ポートやカバー付きのUSBポートを搭載している

PadFone Station Dockの右側面には、カバー付きのUSBポート、MMC・SD・SDHCカードスロットが見える

 最後にPadFoneは、ドッキングするPadFone StationやPadFone Station Dockにも拡張バッテリーを搭載しているのが大きな特徴だ。PadFone単体でのバッテリーの持ちを1とすると、PadFone Stationを接続して拡張した場合は、バッテリーの持ちは約5倍、PadFone Station Dockも接続拡張した段階では、なんと約9倍のバッテリーライフとなる仕組みだ。

PadFone本体の残りバッテリーは67%を表示している

PadFoneをPadFone Stationにインテグレートした段階のバッテリー残量は、PadFoneが先ほどと同じ67%、PadFone Stationのバッテリー残量は84%

PadFone Station Dockを接続した時のバッテリー状況は、PadFoneは同じく67%、PadFone Stationはちょっと減って83%、PadFone Station Dockは94%であることが分かるPadFoneはオプションを全部アタッチしたら、通常の電話単体の約9倍の時間、長持ちするらしい。

 すべての拡張オプションが接続された状態で、バッテリーの充電状態をユーティリティーソフトを利用してモニターしてみると、その充電メカニズムや優先度がよく理解できる。ACアダプターにつながったPadFone Station DockはPadFone Stationに充電し、PadFone StationはPadFoneに充電を行なう仕組みと順序になっている。

PadFone All Starsは、シンプルにGalaxy Noteだけか、またしてもありきたりないPhone 4+iPad 2か。モバイルのコンパニオンの悩みは尽きない

 今まで筆者は、外出のたびにiPhone 4とiPad 2を持って出かけようか? と考えたり、少しスクリーンサイズの大きなGalaxy Noteだけを持って出かけようか? と悩んでいた。これからはそれらに加えて、PadFoneファミリーすべてを持って出ることも悩まなければならなくなってきた。ただ確かなのは、確実にモバイルPCの出番が少なくなってきていることだ。

考えるのは面倒なので、これだけ全部持ち歩こうかと思う時がある。全部持ってもたったの2Kg前後だろう……。昔は、愛用のゼロ・ハリーバートンの鞄だけで2.8Kgもあった時代もあった

※PadFone及びそのオプションは、現時点では海外からの直輸入品であるため日本の国内での使用の可否は不明であり、著者は購入を推奨するものではありません。


T教授

今回の衝動買い

アイテム:ASUSTeK「PadFone フルセット
価格:台北市内・特総電脳にて28400台湾ドル(約75000円)にて購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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