角度調整も簡単にできる巻物タイプのケース
PadFone StationとPadFone Stylus Headsetを同時に持ち歩くための専用ケース「PadFone Sleeve」も、フルセットには同梱されている。PadFone Stationの周囲を包む形状のケースだが、ペンを多用するビューイング姿勢や、キーボード入力がメインの入力姿勢などに合わせてPadFone Stationの角度を簡単に設定できる軽量な優れものだ。
ASUSのタブレットで特徴的な商品は、昨年発売し、ギミック満載で大人気となった「Eee Pad Transformer」だ。Androidタブレットに拡張バッテリーや拡張コネクターの装備された専用キーボードを接続することでパソコンのようにタブレットを活用できる。
今回のPadFone Stationにも同じ拡張機能が備わっており、PadFoneを内蔵したPadFone Stationに専用キーボードである「PadFone Station Dock」を接続することができる。PadFoneは、「スマートフォン」→「タブレット」→「AndroidのモバイルPC」の3つの活用形態をPadFoneをコアにして、自由にトランスフォームできる画期的なスマートフォンだと言える。
最後にPadFoneは、ドッキングするPadFone StationやPadFone Station Dockにも拡張バッテリーを搭載しているのが大きな特徴だ。PadFone単体でのバッテリーの持ちを1とすると、PadFone Stationを接続して拡張した場合は、バッテリーの持ちは約5倍、PadFone Station Dockも接続拡張した段階では、なんと約9倍のバッテリーライフとなる仕組みだ。
すべての拡張オプションが接続された状態で、バッテリーの充電状態をユーティリティーソフトを利用してモニターしてみると、その充電メカニズムや優先度がよく理解できる。ACアダプターにつながったPadFone Station DockはPadFone Stationに充電し、PadFone StationはPadFoneに充電を行なう仕組みと順序になっている。
今まで筆者は、外出のたびにiPhone 4とiPad 2を持って出かけようか? と考えたり、少しスクリーンサイズの大きなGalaxy Noteだけを持って出かけようか? と悩んでいた。これからはそれらに加えて、PadFoneファミリーすべてを持って出ることも悩まなければならなくなってきた。ただ確かなのは、確実にモバイルPCの出番が少なくなってきていることだ。
※PadFone及びそのオプションは、現時点では海外からの直輸入品であるため日本の国内での使用の可否は不明であり、著者は購入を推奨するものではありません。
今回の衝動買い
アイテム:ASUSTeK「PadFone フルセット」
価格:台北市内・特総電脳にて28400台湾ドル(約75000円)にて購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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